
日本人に昔から親しまれてきた漬物と言えば「ぬか漬け」。昔の日本では、ぬか漬けを「脚気(かっけ)」という病気の予防・改善に活用していたと言われています。これは、脚気の原因である「ビタミンB1」が豊富に含まれているからです。
このビタミンB1という栄養素は、糖質をエネルギーに変えてくれる作用があり、ぬか漬けを食べればお米を食べてもすぐにエネルギーとして活用できるのです! お米とぬか漬けは、まさにベストコンビだったわけですね。
そんなぬか漬けに含まれる菌は「乳酸菌」です。「乳酸菌って乳製品にしか入っていないのでは?」と勘違いしている人もいますが、実はぬか漬けにも豊富に含まれています。しかも、ぬか漬けのような「植物性の乳酸菌」は、生きたまま腸に届きやすいとも言われているんですよ。

でも、ぬか漬けは味が苦手という人もいますよね。それに市販のぬか漬けには、腸に悪い「添加物」が含まれているものも多かったり……。
そこでおすすめなのがヨーグルトです。ぬか漬けより含まれている乳酸菌の量が多く、「毎日おいしく続けやすい」という点でも、現代人にはヨーグルトの方が取り入れやすそうですよね。発酵食品は、とったりとらなかったりではなく、毎日継続してとり続けることが大事ですよ!
また、ヨーグルトのような「動物性の乳酸菌」は胃酸に弱いですが、たとえ死んでしまった菌でも腸には良い効果があると言われています。