MEGUMIさん(41)、プロデュース業への進出で「さらに強くなっちゃった(笑)」
俳優、タレント業のみならず、実業家としての活動も知られるMEGUMIさん(41)。昨年放送されたドラマ『完全に詰んだイチ子はもうカリスマになるしかないの』(テレビ東京)で企画・プロデュースを務めたことも話題になりました。以前より、俳優としての仕事を自ら作っていくためにも、プロデュース業をしていきたいと話していたMEGUMIさん。
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『ソラニン』で知られる浅野いにおさんのコミックを、竹中直人さんが監督し、斎藤工さんが主演を務めた映画『零落』が公開になりましたが、実は本作のプロデュースを務めたのもMEGUMIさんです。本作で、映画初プロデュースと、斎藤さん演じる漫画家・深澤の妻で漫画編集者ののぞみを演じ、二束のわらじを見事に履いてみせたMEGUMIさんに取材。実際に俳優とプロデュースを兼業した感想などを聞きました。
――本作では仕事も人生もスランプに陥る主人公の姿が描かれます。MEGUMIさんが演じたのは主人公の妻ですが、性別問わず、人生には落ちてしまう時期があります。
MEGUMIさん(以下敬称略)「そうしたときに、取っ散らかっちゃっていいよ、という映画です。今回だったら、深澤が趣里ちゃん演じる“猫のような目をした風俗嬢”とあんな感じになっちゃったり。そのうえで、自分は漫画家としてやっていくんだという発見があったり。新たな自分になっていくための重要な時期というか。そうしたときには、さんざん暴れないといけないのかな、暴れてもいいんだよというのを、この映画は教えてくれる。
今、95歳とか100歳まで生きますから。人生長いよというところで、暴れても、前を向いて歩いていかなきゃいけない。だから闇落ちしてそのまま終わるのではなく、次に向かうための闇だと受け止めてもらえたら」
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――本作ではプロデュースも手掛けています。最初から出演とプロデュースを兼ねようと思われていたのですか? どちらかが先だったのでしょうか。
MEGUMI「竹中さんとドラマ『極主夫道』(2020)で共演していたときに、一緒に飲みに行ったら、原作本を見せてくださったんです。『これをやりたいんだ』とめちゃくちゃ熱く語ってくださって。レジェンド竹中直人が、ここまでピュアな想いを、熱を込めて語る姿に感激して、酔った勢いで『私がお金を集めます!』と言っちゃったんです」
――勢いで(笑)。
MEGUMI「すべてはそこから。映画のプロデューサーとはどういうものなのか分かってもいない状態で、とにかく竹中さんのエネルギーに感動してなんとかしなきゃと。ショートフィルムとかYouTubeドラマとかはやってましたけど、当時は連続ドラマもまだ手掛けてませんでしたし、言っちゃったって感じでした」





