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青木さやかさんが母との確執を乗り越えられたワケ。「嫌いじゃなくなったのは…」

苦手なタイプが目の前に現れるのが人生

青木さやかさん――本書のタイトルにあるように、娘さんを妊娠された頃はまだ「母が嫌い」という気持ちがあったと思います。母になることに不安はあったのでしょうか? 青木:妊娠中の仕事のことや体調面の大変さが大き過ぎたので、そこに焦点を当てることはあまりなかったですが漠然とした不安はありました。私と母のことを考えると、“母と娘”というのはすごく難しく、また同じようなことになるような気がしたので、「男の子のほうがいいな」と思ったりしました。 ――実際に娘さんの子育てをしてどう感じましたか? 青木:やはり女同士の難しさは感じますね。「こういう人はちょっとどうなのかな」と思っていると、そういう人が目の前に現れるのが人生だと考えているのですが、私の場合は娘として現れました(笑)。もちろん彼女がどういうタイプだったとしても受け入れていくしかないと思っています。 ――娘さんについて「同性として、同級生だったら友達にならないタイプ」と書かれていましたが、どんなときにそう感じたのでしょうか? 青木:私は昔から、小さい子どもや犬や猫にやたらと親切にする女の子があんまり好きじゃなかったんです。でも娘はまさにそういう人で、最初は「この子、…アピールしているのかな?」と思っていました(笑)。でもだんだんとそうではなく、「純粋にそういう人間なんだ」と知ることができたんです。「今までは私が穿(うが)った見方をしていたのかもしれない」と気づきを得ることができました。 <取材・文/都田ミツコ 撮影/山川修一>
都田ミツコ
ライター、編集者。1982年生まれ。編集プロダクション勤務を経てフリーランスに。主に子育て、教育、女性のキャリア、などをテーマに企業や専門家、著名人インタビューを行う。「日経xwoman」「女子SPA!」「東洋経済オンライン」などで執筆。
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