“セクシー下着ショー復活”に裏側を知るモデルが激怒「彼女たちは飢えていた」
毎年話題を集める米スポーツ誌『スポーツ・イラストレイテッド』の水着特集号でモデルを務め、一躍有名になったオーストラリア出身のロビン・ローリー(33)。
他のモデルに比べて、ちょっぴりふくよかな体形をしている彼女は“プラスサイズモデル”や“ぽっちゃりモデル”などと呼ばれているが、ネット上では「全然ぽっちゃりしていない」「どこがプラスサイズなの?」という声も上がっている。
そんな人気モデルのロビンが、米高級下着ブランド「ヴィクトリアズ・シークレット」のファッションショー復活に憤慨しているという。
ロビンはこのたび、アイルランドのファッション誌『ステラー』に登場。同誌とのインタビューのなかで、2018年以降休止されていた「ヴィクトリアズ・シークレット」(以下VS)のファッションショーが今年再開されることについて発言した。VSのショーが復活すると聞いて「憤慨した」という彼女は、次のように語った。
「とってもあきれたわ。『彼らはなぜ2018年のショーでカーヴィー(モデル)を起用しなかったんだろう』ってね。前以上にやせているモデルたちを使って、まるで逆行していたような感じ。私はただただ怒っていた。ショーのキャスティングを経験した女の子や、私の個人的な友人が極度なダイエットをしていたことを知っていたから。私は内部からその状況を知っていたのよ。それでますます怒りがわいてきたの。
彼女たちは健康ではなかったし、飢えていた。(このショーは)10代の女の子たちにも影響を与えることになる。モデル業界がもっと多様なサイズ、多様な年齢層に対応できるようになってほしいし、その日が来ることを私は願っている。私の体のサイズは、この業界ではまだ問題視されているのよ」
2015年に米スポーツ雑誌「スポーツ・イラストレイテッド」の水着特集号のモデルに抜擢され、その名が知られるようになったローリー。特に話題になったのは、従来のモデルたちにくらべ、ややふくよかな体形をしていたこと。現地メディアは「“プラスサイズモデル”が初起用された」などと大々的に報じた。
「彼女たちは飢えていた」反対の声を上げるワケ
「どこがぽっちゃりなの?」ネット上で批判噴出
ただプラスサイズといっても、当時の彼女のサイズは、アメリカ式でいうと12号。米国人女性の平均は14号とされているので、従来のモデルよりは上回っていたとしても、平均よりも下のサイズだった。そのため、ネット上では彼女を“プラスサイズモデル”や“ぽっちゃりモデル”などと呼ぶことに違和感を訴える人が続出。 「彼女のどこがぼっちゃりなの?!」「これでプラスサイズというのは納得いかない」といった声が続々寄せられた。 ロビン自身も“プラスサイズ”という言い方に拒否感を示し、曲線美を意味する“カーヴィー”という表現が望ましいとの考えを表明。ファッション業界に対しても、プラスサイズの定義を見直す必要性を訴えた。
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