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字が汚くて嫌になる人へ。たった“7文字”に気をつけるだけで美文字になれる

新しい生活がスタートするこの季節、配属が変わった人、新社会人になった人、転職した人、いろんな方がいることでしょう。また、そんな人たちを迎える人も数多くいることでしょう。 そして、どちらの側であっても、第一印象は良くしたいもの。 身なりや言葉使いに気をつけたいのはもちろんですが、意外に見られているのが、手書きの文字。どんなにビシッとスーツを決めていても、どんなにスマートに振る舞っていても、字が汚かったり、丸文字だったりしただけで、何だかちょっと見る目が変わっちゃいますよね。 10分で美文字「きれいな字が書くのって、そんなに難しいことじゃないんですよ。コツさえわかれば誰でもすぐにきれいな字が書けるようになるんです。たとえば、漢字は『様』と『申』、ひらがなは『くのよけこ』をマスターすれば、字は飛躍的にうまくなるんです」 そう語るのは、美文字講師で新刊『10分で美文字』を出版したばかりの萩原季実子先生(以降、きみこ先生)。「様」「申」「く」「の」「よ」「け」「こ」で、たった7文字…。にわかには信じられない話ですが、字がうまくなる秘訣をきみこ先生に教えてもらいました。

「様」「申」「くのよけこ」には、すべてのコツが入っている

きみこ先生曰く、「字のカタチ」「文章のバランス」「用紙のレイアウト」の3要素すべてのコツをマスターすると、誰もが認める「美文字」が書けるようになるとのこと。 もちろん、どれか1つの要素のコツをマスターするだけでも、字はまったく別の物に生まれ変わるんだそうです。 例えば、「字のカタチ」の1つ「漢字のコツ」は全部で8つあり、「様」と「申」には、そのすべてが入っています。 10分で美文字さらに、「ひらがな」は5つのグループに分けることができ、「く」「の」「よ」「け」「こ」を練習するだけで、「ひらがなのコツ」をすべてマスターできるんです。 10分で美文字字が「きれい」に見えるかどうかは、文章にしたときや書かれた用紙でのバランスによっても変わってきますが、「字のカタチ」だけで見ると意外にマスターすべきコツは少ないのです。

気になる点を直すだけでも、字は生まれ変わる

では実際に、コツを知る前と知った後で、どれだけ字が変わったか見てみましょう。まず、こちらの方。丸く子どもっぽい字が悩みでしたが「ひらがなは、つながりを意識する」「漢字は、トメを作る」という2つのコツを伝授したところ、かなり大人っぽい字に生まれ変わりました。 10分で美文字次の方は、字自体は大人のきれいな文字なのですが、美文字というには何か足りない…。そこで「漢字は大きく、ひらがなは小さく」というコツを伝授したところ、バランスの良い上品な字に生まれ変わりしました。 10分で美文字「何から何までダメっていう字を書かれる方は、あまりいらっしゃないんです。ちょっと修正すればきれいになる。そんな方がほとんどなんです」(きみこ先生) 「字のカタチ」で17、「文章のバランス」で2、「用紙のレイアウト」で6のコツがあるそうですが、すべてをマスターする必要はなし。気になった点をちょこっと修正すれば、誰もが美文字に! 自分の字に自信が持てないという方、その自信の無さが第一印象を悪くする前に、ちゃちゃっと美文字のコツ、取り入れてみませんか?
10分で美文字

10分で美文字(扶桑社)

<文/女子SPA!編集部> 萩原季実子萩原季実子(はぎはら・きみこ) 美文字講師。ペン字・筆ペン教室myMOJI(まいもじ)主宰。「自分の字が嫌い」「小さい頃から字のコンプレックスがある」「仕事が忙しくて練習時間がとれない」と悩む生徒の声に応えるべく編み出したオリジナルの「誰でも一瞬できれいな字が書けるコツ」が大人気に。これまでに3000人以上の字を「大人の字」に生まれ変わらせてきた。最近では企業や団体からの講座の依頼や、海外の大学で行われた学術会議で「日本の美文字」を講義するなど幅広く活動している。テレビ、新聞、雑誌へのメディア出演、取材も多数。
女子SPA!編集部
大人女性のホンネに向き合う!をモットーに日々奮闘しています。メンバーはコチラ。twitter:@joshispa、Instagram:@joshispa
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