
A子さんから「彼はいったい、どういうつもりだったんでしょうか? 最初から私に対して遊び半分の気持ちだったんでしょうか?」と質問を受けた筆者は、次のように説明していきました。
まず、B男さんがA子さんとの恋愛に本気だったか・遊びだったかでいうと、おそらく彼は「かなり本気だった」と思います。A子さんへの臭い愛情表現のセリフの数々は、彼のウソ偽りない本心だったんでしょう。
ただ、相手の男性が“本気だから”“真剣だから”“熱心だから”といって、そのまま信じていいとは限りません。
なぜなら、意外と多くの人が見落としがちなのですが、人間の本音や本心というものは、“持続力”の長短がかなり重要となるからです。
恋愛感情は本気度の熱量が高いか・低いかももちろん大事ですが、実は本気度の持続力が長いか・短いかがそれ以上に大きなポイント。
目の前の男性が真剣に愛情表現してくれていて間違いなくウソ偽りない本音だったとしても、その気持ちが数ヶ月で急速に冷めてしまったりコロッと変わってしまったりするとしたら……信じるに値しますか?
簡単に言うと“熱しやすく冷めやすい男性”ということなのですが、この手のタイプのタチが悪いのは、自分が盛り上がっているときは、「俺がこんなに真剣なのに信じて受け入れてくれない君はどうかしてる」という雰囲気の“圧”を醸し出してくること。
人間の本音は持続力の長短が重要ということをきちんと理解していない女性は、「彼はこんなにも本気なんだから信じてあげなきゃ!」と、その“圧”に屈してしまうのです。
ここまでの話を聞いたA子さんは、「今思えば確かに私も“圧”に飲まれて、彼を信じなきゃいけないって考えていた気がします」と客観視できるようになり、本音の持続力の重要性を痛感していました。