「B男さんは結婚を真剣に考えてくれていなかったんでしょうか？」というA子さんからの問いかけに、筆者は次のような分析をお伝えしました。 結論を言うと、彼は彼なりに真剣だったのだと思いますが、B男さんの結婚に対する真剣さと、A子さんが彼に求めている真剣さのレベルに乖離があったのでしょう。 例えば、純粋に好き合っている中学生カップルの彼氏が、「将来、絶対に結婚しよう」と真面目に言ってくれれば、彼女はその言葉を信じて喜ぶはず。 ただ、その中学生彼氏はまぎれもなく真剣に結婚発言をしているわけですが、我々大人の立場から客観的に見て、彼を絶対的に信じることは難しいのではないでしょうか？ ピュアな中学生彼氏が真剣だということは疑わなくても、「結婚しよう」という約束が果たされるかどうかについては懐疑的になるはず。 それは真剣さの成熟度、そして実現性に違いがあるから。 「結婚しよう」という全く同じフレーズを言ったとしても、中学生男子の発言か大人男性の発言かで、まるで意味合いは異なるわけです。 中学生男子の場合、結婚に恋愛漫画の延長のような夢ばかり見ていて、自分が“生活”を支えていく現実などは見えていないもの。 一方、本来の大人男性の場合、結婚に夢や理想ばかり求めず、楽しいことばかりではない結婚後の現実的な“生活”を見据えているもの。 真剣は真剣でも、天と地ほどの差があります。 とはいえB男さんは38歳。年齢だけ見れば立派な大人。……にもかかわらず、実年齢と精神年齢が乖離している男性は意外と多いものなのです。 そうです。おそらくB男さんは精神年齢が異様に低く、結婚に対する意識などは中学生レベルだったという可能性が非常に高い。 B男さんはアラフォーなので、A子さんは彼が言っていた告白当時の結婚や将来についての発言を、大人レベルの真剣さだと思い込んだのでしょうが、実際は中学生レベルの真剣さだったのかもしれません。 まとめますと、B男さんは「真剣じゃなかった」わけではないけれど、「中学生レベルの真剣さだった」というのが真相なのではないでしょうか。