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「あずきバーはなぜあんなに硬いのか?」50年前の発売当時は“相場の3倍”でも大ヒット

なぜ、あんなに硬いの?

あずきバーそんなあずきバーですが、やはりイメージとして根強いのは、その硬さ。硬さの理由は「①空気の含有量が少ない、②乳原料を使用してない、③添加物を使用していない」からだ。 「年々あずきバーは硬くなっている」なんて噂もあるが、それについては「砂糖の量を、お客様の嗜好の変化に合わせ減らしたからです」とのこと。 そうはいっても、決してその硬さを売りにしているわけではなく、井村屋としては「あくまで食品なので、硬さに注目されるよりはおいしく召し上がっていただきたいというのが基本にあります」と少々困惑している様子を見せた。

「硬さこそがあずきバーのアイデンティティ」と思えるまで

ネットでは「あずきバーで釘が打てる」とか「アイス界のダイヤモンド」だとか散々ないじられっぷり。 しかし、2015年には「伝統的なあずきバーの製法」として刀鍛冶の画像とともにとあるユーザーがいじったツイートを、井村屋の公式Twitterが「社外秘が漏れてしまった……」と反応。これがバズった。 その後は、刃物の町として知られる岐阜県関市とともに、「あずきバー」で約65センチもある(非売品の)刀を作ってみたりと、「あずきバー=硬い」をむしろアイデンティティとして自らいじる様子も見られている。 自らネタにするようになったのには、一時期あえて空気を入れふんわり感を出した「やわらかいあずきバー」を作ったこともあったがあまり売れなかったことも影響している。 井村屋としても50年の歩みの中で「あずきバーは硬いほうが支持される」と感じるようになったのだ。
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世界中の人から愛されるアイスに
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