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還暦間近のジョニー・デップ、DV疑惑でイメージ悪化も「史上最高額」でCM契約のワケ

カンヌ映画祭で感激の涙。一方で批判の声も

ジョニー・デップ

カンヌ国際映画祭の会場に姿を現し、注目を集めたジョニー・デップ

 近年は、元妻のアンバー・ハードと法廷闘争を繰り広げ、俳優活動よりも私生活のスキャンダルが注目されることが多かったジョニー。しかし昨年、名誉棄損裁判で勝訴してからは、徐々に復活の兆しをみせている。  今月16日には、第76回カンヌ国際映画祭の上映会にも姿を現し、会場を沸かせた。映画祭のオープニングを飾った『Jeanne du Barry(原題)』で主演したジョニーは、上映後、7分間のスタンディングオベーションを受け感激の涙を流したと報じられた。  その一方で、かつて元妻へのDV疑惑が取り沙汰されたジョニーが、カンヌ映画祭に参加したことに怒りや反対の声を上げる人々も。ジョニーは昨年、裁判で元妻に勝訴し、その後は双方の間で和解も成立している。よって、すでに疑惑は晴れているはずなのだが、未だ一部の人々の間では「DV男」というイメージがくすぶっているようだ。

イメージがた落ちのジョニーを支え続けたディオール

 そういった世間の風潮とは一線を画し、ジョニーをサポートし続けてきたのがディオールだ。  ジョニーは2020年、元妻へのDV疑惑をめぐる裁判で敗訴。その直後には、人気シリーズ「ファンタスティック・ビースト」を降板、事実上の解雇といわれた。 「ワイフビーター(wife-beater=妻を殴る人)」とレッテルを貼られ、イメージが失墜したジョニーへの風当たりは強く、ハリウッドでのキャリアにも暗雲が立ち込めることになった。
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ジョニーの起用を継続したディオールは…
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