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ママと話して気づいた「モンスターキッズ」誕生の理由。子役顔負けの演技力で“被害者アピール”

目の前で起こっている事件に、ママは知らん顔

20代、30代にはない“大人の女性の強み”を活かす しかし、その直後に問題発生。 幼稚園で開催される体操の習い事をすることになった吉本さんの娘。 習い事中は保護者の見学ができたのですが、Aちゃんはママが見ていない隙に他の子に手を出したり、靴を拾って投げたりとイタズラし放題。そしてついに吉田さんの娘にも。 「Aちゃんに強く叩かれ、泣いてわたしに駆け寄ってきました。さすがに目の前で起こったことなので、Aちゃんのママに言いに行こうとたのですが、その瞬間、Aちゃんが急に大泣きしはじめたんです。 そしてその迫真の演技のままママに駆け寄り『あの子に叩かれた!』と言い出しました。うちの娘に叩かれたと言いがかりをつけられたのです」 泣く女の子子ども同士のトラブルの際には親同士で事実確認したり、お互いにその場で謝ったりするものですが、Aちゃんのママはその演技を見て「痛かったね~、大丈夫?」と言ってそれっきり。トラブルの相手を探すでもなく、そのまま何事もなかったようにAちゃんを戻らせてしまったそうです。 被害に遭ったのは吉田さんの娘なのに、Aちゃんに濡れ衣を着せられて吉田さんは激怒。Aちゃんのママに直談判しに行きました。 「うちの娘は、違うと言っています」 事の顛末を話し、吉田さんが見ていた目の前でAちゃんに叩かれたと伝えると、Aちゃんのママは淡々と「でもうちの娘は違うって言っているので……。逆にそちらに叩かれたと聞いていますけど」と聞く耳持たず。 「うちの娘が濡れ衣を着せられたままでは納得がいきません。普段からAちゃんに叩かれたりされていることも含めて、できるだけ冷静に伝えましたが、無駄でした」と当時のことを振り返ります。

妄信ママの存在に、周りもドン引き

周りのママによると、Aちゃんのママは子どもの話を鵜呑みにする「妄信ママ」だそうで、先生方も打つ手がなく、困り果てているのだそうです。 「『子どもの話を信じる』といえば聞こえが良いですが、Aちゃんのママは、子どもに関心がないのかなと感じます。Aちゃんのママは、見学中もほとんどの時間スマホを見ているか、他のママとおしゃべりしていました」 スマホ 母親 子供 子ども 女児 女の子そしてさらに、吉田さんはAちゃんのこともこう分析します。 「あのときの大泣きは、芦田愛菜ちゃんも驚く迫真の演技でした。Aちゃんはもしかしたら、Aちゃんのママにもっと自分のことを見てほしくて頑張っているうちに、演技力を身につけてしまったのかなと。そう考えるとかわいそうでもありますよね」 それでも、Aちゃん親子がトラブルメーカーなのは相変わらず。できるだけ関わらないようにする以外に方法がありません。 次第に子どもたちもAちゃんを避けるようになり、Aちゃんは「仲間外れにされている!」とママに訴えているようですが、ママの反応はいまひとつな模様で、やはりAちゃんの素行は相変わらず。 モヤモヤしながら過ごした1年間でしたが、その翌年はAちゃんとクラスが離れた吉田さん親子。 わが子を信じてあげるのは大事な一方、妄信してしまうのも考えもの。子育ては正解がなく、難しいことだらけですが、まずは自分の子どもをしっかり見てあげることが大事ですね。 【他のエピソードを読む】⇒「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ 【あなたの体験談を募集しています!】⇒心がほっこりした「ちょっといい話」、ありえない!「びっくりした話」「ムカついた話」、人生最悪の恋愛を募集中!(採用時に謝礼あり)ご応募はここをクリック <文/塩辛いか乃>
塩辛いか乃
世の中の当たり前を疑うアラフィフ主婦ライター。同志社大学文学部英文学科卒。中3繊細マイペース息子と20歳年上の旦那と3人暮らし。乳がんサバイバー(乳房全摘手術・抗がん剤)。趣味はフラメンコ。ラクするための情熱は誰にも負けない効率モンスター。晩酌のお供はイオンのバーリアル。不眠症。note/Twitter:@yukaikayukako 連載「乳がんドタバタ日記」Kindleで発売中!
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