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幼い娘と世界一周旅行。「一度も危険な目に遭ったことがない」女性が必ずしていること

 6歳(2023年5月現在)の娘さんとの「子連れ旅」を謳歌しているのが、フォロワー数6.8万人を誇るインスタグラムなどで旅の記録を積極的に発信しているかかさん(@kaka_boshi_traveler)です。 【前回の記事】⇒2歳の娘と“たった二人の世界一周”を始めた意外なワケ。「保育士さんもお手上げで…」
かかさんと娘さん

かかさんと娘さん

 子どもと一緒の旅、そして、海外旅行自体のハードルは高いイメージもありますが、かつて90万円ほどの予算で133日間に及ぶ「世界一周」も達成したかかさんに、前編では子連れ旅を始めた経緯などについて聞きました。  後編となる本記事では、ホテル代や航空券代を安く抑えるための秘けつ、「子連れ旅」の魅力を聞きました。

「リルート」の余地を残しておくのは大切

かかさんの娘さん――かかさんは現在、娘さんと2人で海外各国を巡る「子連れ旅」を楽しんでいます。旅行の計画を立てる際は、何を意識していますか? かか:出発から帰国まで、完璧な計画を立てないようにしています。子どもの意見も尊重したいし、現地へ渡ってみて「合わないな」と思う場所もあるんですよ。過去の「世界一周」でも、ルートをきっちり決めなかったです。滞在先のホテルや目的地など、違和感があればリルートできるようにしています。 ――「リルート」の余地を残しておくと、トラブルが起きても冷静に対応できそうですね。 かか:そうですね。例えば、子どもと中東へ行ったとき、インドからオマーン経由でドバイへ向かう予定でしたが、インドからの出国時に、空港のカウンターで帰りのチケットを買い忘れていたと気が付いたこともあったんです。  係員から「今のままでは出国できません。この場でドバイから日本へのチケットを買うか、現在のチケットを破棄するか。いずれかです」と言われて、その場で帰国用のチケットを買いました。旅先でのトラブルはつきものですし、それすらも楽しいです。 かかさんの娘さん――トラブルといえば、女性と小さな娘さんだけの旅で危険な目に遭ったことはありませんか? かか:リスクを最小限に抑えようと努力しているので、一度もありません。初めて訪れた国では、現地の方に必ず治安状況を聞くようにしています。  早朝や夜間に空港へ向かうときもあり、現地で「この時間に出発したいんですが、空港までの道は安全ですか?」と聞いて、「問題ないよ。夜でも子どもが普通に歩いてる」と答えてくれる国では安心して街中を歩けますし。反対に「この時間帯は絶対に外出するな」と言われたら、スケジュールを見直します。

民泊は安全面を考えて利用しない

かかさんの娘さん――海外旅行は予算のかかるイメージもありますが、安く抑える秘けつはありますか? かか:物価の高い国で長期滞在しないことです。例えば、ヨーロッパは夏場がベストシーズンですが、ヨーロッパ中の人々も旅行するので、移動費もホテル代も跳ね上がるんです。冬場だと1/5ほどに抑えられるので、行く時期をみきわめるのは大切ですね。寒さを我慢すれば、費用を安く抑えられます。 ――民泊は格安なイメージもありますが、利用しますか? かか:1人旅をしていた独身時代には、現地の方とコミュニケーションを取るために使っていましたが、今は安全面を考えて利用していませんね。現地の方々とふれあうのも娘のためになると考えていますが、街中でのコミュニケーションだけで十分ですし、個室でプライバシーが守られている宿泊施設を選ぶようにしています。
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「世界一周」を90万円に抑えた秘けつ
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