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「不倫の恋しか燃えない…」略奪愛に溺れ続けるアラフォー女性の“誰にも言えない本音”

平凡な恋よりも刺激の強い恋愛を

AdobeStock_600943981 不倫にハマる女性は過去に悪い恋愛をしていることが多いのですが、綾子さんの場合は少々ケースが異なるでしょう。10代の頃はごくごく一般的な恋をして、浮気やダメ男に引っかかった経験さえもありません。  一番最初の相手が終わった時には「やめよう」と強く誓いました。それなのに不倫沼へ引き込まれたのは。彼女が恋愛に強い刺激を求めたから。平凡よりも非日常を欲する気持ちが心の片隅にあったそうです。 「ずっといろんな人と付き合ってきて、恋愛そのものは楽しかったんです。けど周りには芸能人とか高収入の年上彼氏とか、普通では手が届かないような存在と付き合っている友達もいて羨ましく思っていたんですよね。知らない世界を知れていいな、みたいな。  非日常を求める気持ちが、不倫へ走った最大の原因じゃないかな。だって今までの彼氏は平々凡々で穏やかな日々だったけど、刺激はまったくなかったですから」  バレてはならないスリル、いつかは自分のものになるかもしれないドキドキ感を心地良く感じた綾子さん。30歳を目前に婚活へ踏み切ったものの続かず、新たな既婚者男性との恋を始めるのでした。

離婚の予兆はないがそれでも傍にいたい……

 現在の相手は32歳の時に出会い、5年の付き合いが続いています。ここまで長く関係を持ったのはこの彼が初めて。奥さんと別れる気配は一切ないものの、傍にいたい一心から不倫をやめることができません。 「なんだろう、一度不倫をすると既婚者を引き寄せるのかな……今の彼はマッチングアプリで出会いましたが、最初の彼と一緒で結婚をしていることを隠してて。そこからずっと何年も付き合い続けている感じです。  家庭はあんまりうまくいってないみたいだけど、離婚の話は一切聞かないですね。明らかに今の恋をやめたほうがいいとは分かってますが、歴代彼氏の中で一番好きになっちゃったんですよ。だからすごく辛い。本音としてはいつでも奥さんと別れてくれって思ってます」  綾子さんはゴールの見えない恋愛に少し疲れを覚えましたが、その反面で刺激を感じていることは確かだと言います。いつかは自分のところへ来てくれるかもしれない、といった淡い希望が関係を解消できない一番の原因でしょう。  まるでクレーンゲームの“あともう一歩”である状態を楽しむかのよう。不倫愛にハマる彼女は複雑な気持ちを抱えつつも「彼の傍から離れる勇気がないので」と、寂しげな表情で呟くのでした。 <文/たかなし亜妖>
たかなし亜妖
元セクシー女優のフリーライター。業界卒業後は一般企業へ入社。ゲーム制作に携わった過去を持つ。好きな物は漫画、アニメ、映画、美容、占い。そろそろ顔面課金額が数百万円を超えるとか。日刊SPA!等多方面で活躍中。 Twitter:@takanashiaaya
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