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『unknown』最終回、残った謎はどうなる?20年前の事件で“腑に落ちないこと”

どれだけ考えてもわからない部分

 加賀美は宗像家の父親が不倫した結果生まれた子どもであり、母親と2人で暮らさざるを得なかったため、自分を捨てた父親とその一家を殺した。ただ、虎松の犯行と思い込んだ一条が出頭して、加賀美は命拾いすることに。  とはいえ、人を殺してしまったことへの罪悪感を抱える加賀美に対して、当時施設に勤めていた梅婆は慰めるつもりで「吸血鬼は悪いやつだから殺しても良いんだよ」的なことを吹き込んだのではないか。その結果、自分自身を守るためにも「吸血鬼=悪」という強迫観念にも近い意識を、現在も抱えているのかもしれない。  ただ、その場合なぜ源治が一条の動機をでっち上げたのかがわからなくなるため、もうこれ以上はお手上げ。

トンデモ展開を願いたい気持ちもあるが

 最終回は 世々塚やまつりは吸血鬼だったおかげで急に生き返り、虎松とこころの結婚式を改めて祝福する、というハッピーなトンデモ展開を願いたい。ただ、ここまで丁寧に様々な伏線を張り巡らされている本作で、そういったパワープレイは見られないだろう。  最終回がどのようにまとめられるのか期待したい。 <文/望月悠木>
望月悠木
フリーライター。社会問題やエンタメ、グルメなど幅広い記事の執筆を手がける。今、知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けている。X(旧Twitter):@mochizukiyuuki
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