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『unknown』最終回、残った謎はどうなる?20年前の事件で“腑に落ちないこと”

加賀美の価値観を形成した人物が梅婆?

 梅婆はなぜ加賀美をかばおうとしたのか。それは加賀美が預けられた施設に梅婆がかつて勤めており、その時すでに2人は知り合っていたからではないだろうか。
 加賀美は「(吸血鬼は)人間にとって害だから」「人間だって害虫殺すじゃん? いるだけで害があって目障りだから。それと同じだよ?」と口にしており、吸血鬼に対して強い嫌悪感を有していることがうかがえる。  この価値観を形成した人物が梅婆であり、その罪悪感から加賀美の罪を被ろうしているように思う。

未だ概要が明かされていない20年前の事件

 加賀美の猟奇的な価値観を有するに至った経緯として、虎松の父親である一条彪牙(井浦新)が犯人として捕まった20年前の宗像一家殺害事件が背景にある。この事件は残り1話であるにもかかわらず、未だに概要が明かされていない。
 かつて高校教師だった一条と同僚だった庭月源治(酒向芳)の話によれば、宗像家の息子が一条が顧問を務めるサッカー部で怪我をしてしまい、そのことに宗像家の親が激高。理不尽なクレームをつけ、しまいには「家族をめちゃくちゃにしてやる」と脅したことが引き金となり、一条は犯行に及んだらしい。  一応納得できる説明ではあるが、それでも腑に落ちない。この事件を追っている刑事の暁凛(MEGUMI)は虎松から加賀美という名前を聞いた際、何かしらの考えを巡らす表情を見せている。加賀美が宗像一家殺害事件に関与している雰囲気だ。
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どれだけ考えてもわからない部分
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