田中美佐子、香坂みゆき…相次ぐ熟年離婚。別れを決意する「60代女性のポジティブな心理」
水前寺清子、八代亜紀は70代で離婚。自分の気持ちに忠実に
もはや結婚も離婚も、年齢はまったく関係ないと言えるだろう。いくつだから結婚しなければいけない「適齢期」という言葉が死語に近いように、超大人と言われる年代だから離婚を踏みとどまるということもない。 もちろん経済的な問題はあるにせよ、それさえクリアできれば、支配的な夫もすがってくる夫も「いらない」と思うものなのかもしれない。趣味も価値観も違っている夫と、いやいやながら暮らしているほうが精神衛生上、よろしくない。自分の気持ちに忠実に生きる女性が増えているのだろう。 かつては離婚すると「世間体が悪い」と言われたものだが、今は60代、70代で離婚する女性を悪く言う空気はない。むしろ、「好きなように人生を選べる」ことを後進に示しているとさえ言える。 <文/亀山早苗>
亀山早苗
フリーライター。著書に『くまモン力ー人を惹きつける愛と魅力の秘密』がある。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数。Twitter:@viofatalevio


