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山下達郎の捨てゼリフに広がる失望の声。ファンもア然とした“ひょう変ぶり”とは

 7月9日放送『山下達郎のサンデー・ソングブック』(TOKYO FM)が波紋を呼んでいます。
山下達郎「SOFTLY」ワーナーミュージック・ジャパン

山下達郎「SOFTLY」ワーナーミュージック・ジャパン

 山下達郎氏自身も所属する「スマイルカンパニー」と、音楽プロデューサーで作詞家の松尾潔氏との業務委託契約が終了したことについて語った言葉が、激しい批判にさらされているのです。

山下達郎、性加害を「憶測」扱い「知らなかった」上で“捨て台詞”

 事の発端は7月1日の契約終了に関する松尾潔氏のツイートでした。 <私がメディアでジャニーズ事務所と藤島ジュリー景子社長に言及したのが理由です。私をスマイルに誘ってくださった山下達郎さんも会社方針に賛成とのこと、残念です。>と明かすと、矛先は山下氏に。“やはりジャニーズに忖度(そんたく)したのか”と、その対応を疑問視する声が多数あがりました。  ネット上の反応を受け、ラジオ内でおよそ7分に渡って“反論”を展開した山下氏。ところが、この対応が怒りと落胆を招いてしまいました。  まずは、裁判でも事実と認定されたジャニー喜多川氏の性加害について、松尾氏が発言したことを「憶測」(おくそく いいかげんな推測をすること)としたこと。今年3月のBBCの報道などがあるまでは漠然とした噂でしかなかったので、「一作曲家」という立場からはそのような事実を知る由もなかったと語りました。  これに対して、1999年の裁判でも性加害の事実が認定されていことすら知らなかったのかと、呆(あき)れに似た驚きもあったようです。  そして最も衝撃的だったのが、“嫌なら聴くな”と言わんばかりの捨て台詞(ぜりふ)でしょう。自分のジャニー氏とジャニーズ事務所のタレントをリスペクトする姿勢を「忖度、あるいは長いものに巻かれているとそのように解釈されるのであれば、それでも構いません。きっとそういう方々には私の音楽は不要でしょう」と言い放ったのです。  これには多くの人が強烈な違和感を抱いているようでした。

山下達郎が大炎上した理由は“良識を体現するスポークスマン”イメージ

 ですが、ここで発言のひとつひとつをあげつらっても仕方ありません。それよりも、なぜここに至って山下達郎は大炎上してしまったのでしょうか?  その原因は、この数年で定着した“良識を体現するスポークスマンとしての山下達郎”というパブリックイメージにあるのではないかと筆者は見ます。信用度が高かった分、期待を裏切られたとの思いが強くなってしまったわけですね。  インタビューやラジオ番組での発言を振り返りましょう。
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ライブ客のマナーが悪いと演奏を中断
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