賃貸マンションで家族4人、心地よく暮らす。妥協した部分は“ひと工夫”で自分好みに
照明は温かみのある木製のものを
「木をカッティングして作られているものなんです。自然素材で温かみがありながらも、人工的なラインの感じとのミックス感が面白いと思いました」
リビングと子どものスタディスペースを隔てる木枠は、元はブラウンの木材の色でしたが黒にリメイクされています。
「黒のマスキングテープを貼っただけなんです。テレビや照明のコード、窓の枠も全部黒なので、『この枠も黒にすると馴染むかな』と思って揃えました。
この部分に黒があると、空間がちょっと引き締まったり、照明やウォールシェルフなどのウッドがあってもナチュラル過ぎない雰囲気になると思います」
雑貨は、高価でも良いものを少しずつ
リビングダイニングは、ベージュやライトグレーの柔らかな色合いにピンクを差し色にして、ブルーのフラワーベース(花器)やイエローのキャンドルなどの雑貨をポイントで入れています。
「雑貨をいろいろと見てきて思うのは、少しお値段が張ると感じても高めの物を買ったほうが、結局は長く使えるということです。100円の物を10個買うよりも、数ヶ月頑張ってお金を貯めてちゃんとしたものを買うようにしています。
毎シーズン雑貨を買い足している訳ではなく、お値段の高いフラワーベースは通年で同じ物を飾っていますし、基本的には自分の好きなものを気分で配置を変えたりしながら飾っています。
インスタグラムを見ていると素敵な雑貨を飾っているお宅がたくさんあって、つい欲しくなってしまうのですが、見て楽しむだけにしてあまり振り回されないように心がけています(笑)。
私は雑貨はなるべく楽天で探してポイントを貯めて、高価なものはポイントを利用して買うようにしています」
Ayumiさんは現在専業主婦ですが、以前はアパレル系のセレクトショップでVMD(ビジュアル・マーチャンダイジング)をしていました。
「昔からインテリアが好きで、仕事ではインテリアを中心に視覚的にショップの空間づくりをする仕事をしていました。
その延長線上で今もお家づくりをしています。家に雑貨を飾るときは、お店のウィンドウのディスプレイを作っていくときに、詰め込み過ぎず寂しく感じないよう物を配置するときの感覚に通じるものがあると感じています」
<取材・文/都田ミツコ>都田ミツコ
ライター、編集者。1982年生まれ。編集プロダクション勤務を経てフリーランスに。主に子育て、教育、女性のキャリア、などをテーマに企業や専門家、著名人インタビューを行う。「日経xwoman」「女子SPA!」「東洋経済オンライン」などで執筆。


