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ヨーグルト迷子さん集合!値段やブランドではない“チェックすべきポイント“

チェックすべきは、「無脂乳固形分」

ヨーグルトのパッケージに記載されている無脂乳固形分の数値をチェックしよう

ヨーグルトのパッケージに記載されている無脂乳固形分の数値をチェックしよう

 牛乳やヨーグルトで話題になりやすいのは、乳脂肪分。  生クリームのような味わい、などと言われるととたんに魅力的になりますが、これは乳脂肪からくる濃厚感を表す数値に他なりません。実は生乳本来の風味や栄養を作るのは、「無脂乳固形分」なのです。  無脂乳固形分とは、牛乳から水分と乳脂肪分を除いた成分で、たんぱく質、炭水化物、ミネラル、ビタミンなどが含まれていて、生乳の旨味や甘みの成分であり、ミルキー感を生み出しています。つまり、この数値が大きいほど、乳本来のおいしさをしっかりと長く味わえるということ。 「乳及び乳製品等の成分規格に関する省令」(乳等省令)では、ヨーグルトは無脂乳固形分が8.0%以上と規定されていて、この数字をぎりぎりクリアしているものが大半のリーズナブルなヨーグルト。  今回のピュアナチュールのヨーグルトは12.0%ですから、上品な甘みとミルキー感はこの数値によって説明がつくことになります。

数値が高いほど、濃厚

無脂乳固形分12%のヨーグルトを水切りして作ったサンドイッチをいただきました。あまりのおいしさに言葉を失いました。もうクリームチーズには戻れません

無脂乳固形分12%のヨーグルトを水切りして作ったサンドイッチをいただきました。あまりのおいしさに言葉を失いました。もうクリームチーズには戻れません

 みなさんも一度この数値をチェックしてみてください。  濃縮タイプのギリシャヨーグルトはこの値が高い傾向にあり12~15%になっているはずです。ギリシャヨーグルトではなくとも、ピュアナチュールのヨーグルトのように濃縮前の数値が高いとさらに理想的。  そして、これを自分で水切りすればヘルシーなのに超濃厚なクリームが完成するのです。生クリームやクリームチーズの風味を超える味わいに感激すること間違いありません。
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大手化学メーカーが本気で酪農をはじめたわけとは?
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