「いい子だな」で止まり、それ以上知りたいと思わない
麻子さんの話によると、デートをする時はいつも、あまり興味がなくても男性の提案を否定せずに受け入れ、
自分と過ごしている時間を退屈に思っていないか常に不安に思っているそうです。
話を聞いていて気になったのは、なんでも相手に合わせすぎているのではないかということでした。もちろん相手の提案を受け入れたり、会話を盛り上げたりするのは大切なことです。しかし一方で、男性はなんでも自分に合わせてくれる相手に対して「いい子だな」と思っても、それ以上その人のことを知りたいとは思わないこともあります。
恋愛だけなら話は別ですが、結婚相手となると、何を考えているのか分かりやすい女性の方が好きという男性も多いのです。麻子さんのような女性は素敵ですが、男性に合わせすぎると、物足りなくなって、友達止まりで終わってしまうパターンも見受けられます。
そこで「たまには、自分の行きたいところを提案してみるのもいいと思いますよ。
もっと自分について話してみたり、会話の中で自己主張をしてみたりしてもいいと思います」とアドバイスしてみました。

「そうですね。考えてみると周りの人間関係においては、嫌われたくないという思いがあって、相手からの提案や相談は基本的に肯定して受け入れています。
自分が反対して、その場の空気が悪くなるのが怖いんです」と話す麻子さんは、友達も多く、慕われている存在のようでした。ただ、自分の本心を出すのは苦手なようで、つい相手に合わせているのだとか。
「でも、そうやってなんでも合わせることが、良い人間関係を築くというわけでもないですよね。特に恋愛に関しては、自分をほどよく主張しないと次に会いたいと思われないんですものね。難しいですけど、頑張ります」と、笑顔で納得してくれました。