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大好きだった夫なのに「触られるのが気持ち悪い」私はおかしい?“セックスフルの悩み”を描いた作者を取材<漫画>

笑える話だけでなく、等身大の悩みも織り交ぜた

 続けて、描いた漫画をネット上にアップするようになった経緯を説明する。 「『台湾人夫のこと、台湾の生活のこと、息子たちのこと、飼っているワンコのことなど、そういえばネタが豊富すぎる!』『これを漫画にしなくて誰がする!』と思い、最初は自由帳に描いて自己満足に浸っていました。  ただ、ある日『誰かに見てほしいな』という欲が生まれ、インスタに投稿を始めました。当初は国際結婚の難しさや海外と日本の違いなど、日常生活で笑えるネタばかりを取り上げていました。しかし、『国際結婚や海外生活のしんどい部分ってSNSではあまり見たことがないな』と思い、その路線で描いたみたところ好感触を得ました」  楽しい話ばかりではない等身大の内容がウケたらしく、「その後はありがたいことに徐々にフォロワーさんが増え、NAPBIZさんにも声をかけてもらい、現在はNAPBIZさんの公式ブロガーとして『みみ家の台湾的日常。』を開設するに至りました」と軌跡を語った。

読者さんの声に元気をもらって描いています

 ちなみに、反応が良かった作品について、「やはり夫との馴れ初めを描いた『国際恋愛、始めました。』と、現在インスタで連載中の『私に触れないで』です」と回答。 「『私に触れないで』は、最近よく話題の“セックスレス”とは真逆の、“セックスフル”をテーマにした作品です。こちらも『このテーマで描いている人っていないよな』と頭に浮かび、思い切って描き始めました。シリアスな内容になっており、登場人物の辛い経験を表現することは精神的負担も大きいです。ただ、『同じ状況なので励まされた』という読者さんの声もいただけているため、頑張って描けています」 “逆張り”と言ってしまえばそれまでだが、それでも作品として多くの支持を集めているのだから、樋口さんのセンスや努力の賜物(たまもの)と言って良いだろう。『国際恋愛、始めました。』と『私に触れないで』、全くテイストの違う作品ではあるが、どちらも違う面白さを堪能できるだろう。 【関連記事】⇒余命数か月の飼い主へ「ネコが見せたもの」にボロ泣き…ヒトは忘れたけどネコが覚えてること<漫画>/2022人気記事BEST5 【関連記事】⇒セックスレス解消に「夫公認彼氏」を作った夫婦。2人に起こった“意外な変化”とは?本人を取材<漫画> 【樋口みみ】 台湾在住の3児ママ。国際結婚&国際恋愛のリアルを描くコミックエッセイが人気で、Instagramのフォロワーは2万人(2023年7月現在)。NAPBIZ公式ブロガーとして、ブログ『みみ家の台湾的日常。』を更新中。竹書房コミックエッセイ準大賞受賞。Twitter:@mimiwamama1、Instagram:@mimiwamama。 <取材・文/望月悠木>
望月悠木
フリーライター。社会問題やエンタメ、グルメなど幅広い記事の執筆を手がける。今、知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けている。X(旧Twitter):@mochizukiyuuki
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