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築55年の賃貸団地が「お部屋づくりしやすい」と言えるワケ。物件探しで重視した“たった一つのポイント”

DIYで家具をカスタマイズ

玄関の棚 玄関収納がないため、DIYで壁面収納を設置。お出かけ用のバッグをサッと手に取れるよう引っ掛けておいたり、雑貨を飾るスペースになっています。 「LABRICO(ラブリコ)というDIYパーツブランドのものなので簡単に作ることができます。これは、引越し前から購入して持っていた壁面収納のパーツを今の家に合うようにサイズを測ってカットして作りました。組み立てた後はオイルフィニッシュ用の油を塗って仕上げています。突っ張り式なので賃貸でも壁が傷つきません。以前の家では大きめのキッチンラックを作ったこともありました。  ラブリコで作る棚は、家が変わっても自分でカットして形を変えることで再利用できるところがいいですね」  上の段には小さめの雑貨をディスプレイしています。 「カメラはカルディで買ったカメラ缶チョコレートです(笑)。他は息子の出産祝いでいただいたクマのぬいぐるみや、へその緒ケースを飾っています」  玄関には自分で洋服掛けを取り付けています。 「ここだけは釘を打ってもいいと大家さんに確認してあるので、釘を打って取り付けています。賃貸でも、不動産屋さんや大家さんに聞くと、部分的に釘を打つことを許可してくれることが意外とあるのではないかなと思います」

団地はお部屋づくりがしやすい

アトリエ 4畳半の一室は、もなみんさんの写真家としてのアトリエです。 「リビングは赤ちゃんが広々とハイハイしたり遊んだりできる場所にしたかったので、大人用の本や触られたくないような機材はこちらの部屋にまとめました。  プリンターを置いている小さなテーブル(salut!)は実家を出た時に初めて購入したものです。初めて住んだ狭い家に合わせて買ったのですごく小さいんですけど、何かに使えるかも? と思って持ってきました。いろいろと試してみて、以前は観葉植物を飾るときに段差を出すために使ったりしたのですが、今はプリンターの台に落ち着いています(笑)」  団地で暮らし始めてみて、お部屋づくりのしやすさを感じていると言います。 「団地は間取りが整っているところが多いと思います。変なところに柱があったり部屋の形が歪だったりしなくて、部屋が綺麗な四角なので家具などが配置しやすいんです」  お部屋づくりでもっとも大切にしていることは「ホッとできる空間」だといいます。 「家は落ち着ける空間にしたいですね。きれい好きというより、散らかっていると一息つく気持ちになれないのでなるべくスッキリとさせたいなと思っています」 <取材・文/都田ミツコ>
都田ミツコ
ライター、編集者。1982年生まれ。編集プロダクション勤務を経てフリーランスに。主に子育て、教育、女性のキャリア、などをテーマに企業や専門家、著名人インタビューを行う。「日経xwoman」「女子SPA!」「東洋経済オンライン」などで執筆。
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