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横浜流星「もしやりたくなったら俳優を辞める」少年時代からの友の前で明かした、真摯なリスペクトの対象とは

『新聞記者』での演技から『春に散る』にキャスティング

と、ここまで、いかに横浜の身体性がすばらしいか記してきたが、それだけだったら、本物の選手に演じてもらえばいいということになってしまう。瀬々監督はNetflix版『新聞記者』(藤井道人監督)での新聞配達の青年の、等身大の演技がキャスティングのポイントだったと語る(先述のプロダクションノートより)。
朝早く起きて自転車を漕いで新聞を配達する『新聞記者』、広岡に鍛えられ土手を走り続ける『春に散る』。横浜流星は、真摯に目標に向かっていく役が似合う。そこに嘘は微塵(みじん)も感じない。ただ真実だけが輝いている。 <文/木俣冬>
木俣冬
フリーライター。ドラマ、映画、演劇などエンタメ作品に関するルポルタージュ、インタビュー、レビューなどを執筆。ノベライズも手がける。『ネットと朝ドラ』『みんなの朝ドラ』など著書多数、蜷川幸雄『身体的物語論』の企画構成など。Twitter:@kamitonami
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