
卵と玉ねぎのズッパ。見た目も器も秋を感じる濃厚さで、あまりのおいしさに感動しました
まず私の中で100点満点だったのが「卵と玉ねぎのズッパ」。
デニーズのオニオンスープをベースに、卵とチーズを乗せて焼き上げ、アーモンドスライスをトッピングしたスープです。
とにかく皿も料理もアツアツの状態であることに強く驚きました。これまでに食べたあらゆるファミレスのスープの中で、ダントツにおいしいと瞬時に感じたのです。
その理由は、「温度」にあり。ファミレスではなかなか体験することができない、焼きたてアツアツ温度に近い状態にこだわったとのこと。優しいながらも濃厚な味わいも最高でした。
欧州で本格的なオニオングラタンスープを食べた時の感覚を思い出すほど、誰もが納得するごちそう味。これなら毎日でも食べたいくらいです!

スパゲッティ 海老のマリナーラ。アンチョビの旨味が効いたトマトソースがポイントになっている
続いておいしかったのが、「スパゲッティ 海老のマリナーラ」。
マリナーラはイタリア語で「船乗りの」という意味で、ナポリの船乗りが良く食べている味として愛されるようになったそう。
トマト、ニンニク、オリーブオイル、オレガノなどで作られているシンプルなトマトソースですが、今回のマリナーラにはアンチョビ(カタクチイワシの塩漬け)の塩味と旨味が効いています。
食べてみると、これもアツアツでお腹も心も大喜び。アンチョビのコクにぐっと引き込まれました。
若干残念だったのは、パスタはいつものファミレスパスタのレベルと同じであったこと、エビが小ぶりで印象に残らなかったことです。
これはファミレスというフレームを考えると仕方がないとも言えますが、以前ロイヤルホストがこだわって採用していたように、パスタ麺にもこだわりがあると、もっと感動が大きかったように想像しました。