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「日本は老人ファーストすぎる」37歳ママのモヤモヤ。公園で“高齢者のひと言”に怒りがこみ上げる

子どもには我慢させ、高齢者は安全も娯楽も守られるのか

「メディアの報道は、政治家や有権者の大半である高齢者に忖度(そんたく)して下手なことが言えないんですかね。政府も『休校』というインパクトの強い対策を打つことで『やってる感』を出してるんじゃないかと勘繰ってしまいます。 もちろん介護分野は止まって困るサービスだと分かっていますが、それなら子どもを預かる場所だって止まると本当に困ることを知ってほしいです。子どもには我慢をさせて、高齢者の安全も娯楽も守ろうという風潮をどうしても感じてしまいました」(前出の高橋さん) 「老人ファースト」の風潮は、小さな子どもを持つ親だけでなく、学生たちも感じるところがあったようです。

政治家が集まって飲み会なんておかしいでしょ!?

料亭での会食本宮りささん(仮名・45歳)の娘は高校生。入学式も中止になり先の見えない休校に突入し、やっと始まった高校も、マスク生活。友人と遊びにも行けず、唯一の楽しみである昼食は前を向いて静かに食べる「黙食」。楽しみにしていた行事はすべてなくなり、高校生活というものがよく分からないまま卒業を迎えたのだとか。 「娘はよく『学校がつまらない』とぼやいていました。そして、テレビのニュースで、高齢の政治家が集まって宴会をしていたなどの報道を見ると『私たちは政府から密を避けろと言われて我慢させられているのに、当の政治家が集まって飲み会してるなんておかしいでしょ!?』と怒っていました」 このことはメディアでも話題となり、批判されていましたが、密を避けろとお達しを出しながらも宴会をした高齢の政治家たちは、人との関わりを奪われてなすすべもない子どもたちの辛さを想像したことがあるのでしょうか。 【関連記事】⇒48歳・独身女性「母なしでは生き方がわからない」。依存し合う“危険な母娘関係”から抜け出すには #令和の親 #令和の子 【関連記事】⇒「お金があったのが不幸の元かも」ひきこもり息子を支える、裕福な62歳・パート主婦の嘆き
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学生や子どもたちの日常を潰す必要があったのか
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