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ノラ猫から「部長」に大昇進!浅草革小物店の名物猫どらやき。社員を癒す“お仕事”が可愛すぎる!

 このようにKanmi.には、「会社で猫を飼育する」という土壌が自然と育まれていました。  さて、話はどらやきに戻ります。石塚さんの家で暮らすことになったどらやきは、やんちゃぶりをいかんなく発揮。嫌がる年配の先住猫たちに、ちょっかいを出しまくります。 「私の目がないときに何かをしでかすのではと心配になり、これはもう会社に連れていくしかないと」  と石塚さんは笑います。こうして、どらやきは石塚さんと一緒に毎朝出勤することに。  大福が「店長」と呼ばれていたことから、どらやきにも役職をつけようということで、部長に任命されたのでした。

どらやき部長の忙しい日々

浅草革小物Kanmi. そんなどらやき部長の仕事は、社員に癒しを与えたり、息抜きをさせたりすること。  具体的には社員の膝の上に飛び乗って温めたり、存分になでさせたり、帰宅する社員に「にゃー」と声掛けをして見送ったりと、やることはたくさん! 浅草革小物Kanmi. 仕事の最中はこの恍惚の表情。人を癒しているどらやき部長自身も癒しを感じているのが伝わりますね。  甘えん坊でもあり、本社2階に上がる石塚さんの後を追い、石塚さんが1階に下りれば「抱っこして下して」とひと鳴き。  かわいいから、つい従ってしまうのにも納得です。
浅草革小物Kanmi.

どらやき部長がモデルになったグッズ

 どらやき部長は、グッズのモデルも行っています。フレンドリーにお腹を開放する姿を完全再現!  来客対応も丁寧です。家猫になった今は、ちょっぴり臆病だといいますが、本社内の自身のテリトリーに迎え入れさえすれば、ほぼどこを触ってもOK。  人懐っこさを見せ、初対面の筆者にですら、おしりをトントンさせたり、お腹をなでさせてくれたりします。優しく触れば肉球や尻尾まで!   NGなしの愛嬌のいいどらやき部長ですが、1つだけ苦手なものがあり……。 浅草革小物Kanmi. ミラーレス一眼を向けた途端、このけわしい表情と距離感……スマホには警戒心を抱いていないので、写真撮影というよりは、大きくて黒いものがダメなよう。  ミラーレス一眼をしまい、アピールをしても、もう筆者は「黒いものを持っている」認定をされ、帰るまで警戒され続けるのでした。

どらやき部長と過ごす日々は笑顔がいっぱい!

浅草革小物Kanmi. こうして、元保護猫のどらやき部長は優しい飼い主さんと社員に囲まれながら、日々仕事にまい進するのでした。  そんな彼に石塚さんは「いつもみんなを癒してくれてありがとね。これからも楽しく健やかな毎日を送りましょう」と優しく声を掛けます。  なお、本社アトリエを訪れても、どらやき部長には触ることはできず、遠目から見ることができたらラッキーなくらい。  穏やかに暮らすどらやき部長の姿をやさしく見守ってあげてくださいね。 どらやき部長(浅草革小物 Kanmi.)X(旧Twitter):@kanmi_dora 浅草革小物 Kanmi.Instagram:@kanmi_official <文・写真/増田洋子>
増田洋子
2匹のデグー、2匹のラットと暮らすライター。デグーオンリーイベント「デグーサロン」を運営。愛玩動物飼養管理士2級を取得。Twitter:@degutoichacora
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