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小2の息子と外食していたら隣客に突然話しかけられたワケ。子どもの「食べ方」問題、どうしてる?

練習に執着するより、効果的なこととは?

温泉旅館でごはんを自分でよそっています

温泉旅館でごはんを自分でよそっています

 最後に、私が多くの子どもを見てきて確信をした“効果的な上達方法”をちょっぴりご紹介します。  お箸やフォークの練習ばかりに執着してしまうと、子どもは窮屈に感じるときがやってきます。その理由は、親が期待する成長スピードと子どもの上達スピードにはギャップがあるからです。  そこでオススメしたいのは「できるようになるまで何度も繰り返しやりなさい!」と言うよりも、お家で料理の手伝いをしてもらうことです。  つまり、食材に接する機会を増やし、食べ物を扱うことに慣れていくというもの。ごはんをよそう、ゴマすりをする、ジャガイモをつぶす、副菜を和えるなど、年齢や成長に合わせてさまざまなことがお願いできると思います。  そこで我が家では、子どもが使いやすいように工夫された子ども専用のキッチン用品を揃えています。どんなに高級なものをそろえても、塾や習い事をするよりも経費はかかりませんから、信頼感のあるメーカー製のものや口コミ評価の高いものを選ぶ方が賢明です。
息子が大切に愛用している自分専用のキッチングッズ。貝印「リトルシェフクラブシリーズ」

息子が大切に愛用している自分専用のキッチングッズ。貝印「リトルシェフクラブシリーズ」

 ここまでは、実際の練習までの心得を中心にお話してきました。後編では実践編として「みるみる上達!箸やカトラリーの練習方法の極意」をお届けしたいと思います。 <文・撮影/食文化研究家 スギアカツキ>
スギアカツキ
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12
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