28歳女性がベトナム旅行で「1泊300円以下のホテル」を予約したらまさかの事態に…
給与は上がらないのに、物価や光熱費はどんどん値上げ……。さらに円安もあり、海外旅行から足が遠のいている人は多いのではないでしょうか。
旅好きの中には「節約してでも海外に行きたい……!」と考える人も多いと思いますが、節約しすぎたあまり逆に余計な出費がかさんでしまった……というケースも中にはあるようです。
都内在住の山川ユウナさん(仮名・28歳)は今年7月、節約旅行のつもりで訪れたベトナムでこんな悲惨な目に遭ったと話します。
「コロナ前はハワイとかヨーロッパに行っていたのですが、今は円安や航空券の値上がりもあってなかなか行けません。それでも、せっかく規制がなくなった今、海外旅行がしたいと考えて、思い切って有給休暇を取ったんです」
有給期間は1週間。コロナ前ならハワイ旅行にでも……と考えるところですが、ここは節約と選んだ旅行先がベトナムでした。
「ベトナムでも一箇所だけでなく、いくつかの都市を回ってみたいと思ったんです。そこで計画したのは、まずはホーチミンへ飛び、そこから中部のダナンやホイアンに飛行機で移動するというコース。
飛行機はLCCを使いましたが、それでも結構お金がかかってしまうので、ホテルや現地での食費はなるべく節約しようと考えたんです」
そこで、ユウナさんが使ったのがホテルが格安で予約できると評判の予約サイトでした。
「ホーチミンで1泊1000円以下のホテルを見つけたんです。ドミトリーならまだしも、個室でしかもキレイ。さらにセールで70%オフだったので即決しちゃいました。
そして旅行初日、夜の便でホーチミンに到着したんです。空港から市内まで20~30分程度のはずが、渋滞があり1時間半もかかりました。やっとの思いでホテルに到着すると、なんとそのホテルが改装中だったんです……」
まさかの事態に唖然とするユウナさん。サイトに記載されていたホテルの電話番号にかけても繋がらず、ただ立ち尽くすしかなかったといいます。
「すぐにホテルサイトに問い合わせのメッセージを送りました。しばらくすると返金に応じるとの返信がありましたが、お金ではなくサイト内で使えるポイントでしか戻ってこないというんです。それよりも、とにかく今のこの状況をどうにかしてほしいと思いましたね」
しかし、すでに深夜。そこから安宿が多いエリアに移動することも考えましたが、渋滞を思うと動く気力もありません。結局、すぐ近くにあったホテルに急遽宿泊を決めたといいます。
久々の海外旅行はベトナムへ
1泊300円以下のホテルを予約したものの……

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