朝目が覚めてから、さっそく私は人形の首を確認することに。すると、人形の首はキレイな状態で、曲がった形跡など全くなかったのです。 そもそも人形は、顔と首がつながっている作りなので、折れない限り曲がるはずがありませんでした。曲がらないはずの人形の首が「曲がって、自分の方を凝視した」という事実を知り、「やはり、人形が壊れたのではなく怪奇現象なのでは？」と、より恐怖を感じたのです。 その後、私は母親に「この人形は、どこで手に入れたの？」と確認することに。母からは、「うーん。よく覚えていないけど、買ったんじゃない？」と一言。どうやら、母も入手ルートを覚えていないようでした。 私が「人形の首が曲がって、こっちを凝視していた」という事情を説明すると、その時は信じてくれなかった母親。「そんな訳ないじゃない」と言っていた母親ですが、その後何度も「供養して欲しい」とお願いしたことで、母親がどんと焼きへと供養に出してくれました。 神社で供養されている人形を見て、「これで、私も平和に過ごせるはず」と安堵。しかし、あれから何年が経った今でも、日本人形売り場に行くと、あの時のことを思い出してゾッとします。 【他のエピソードを読む】⇒「実録！私の人生、泣き笑い」の一覧へ 【あなたの体験談を募集しています！】⇒心がほっこりした「ちょっといい話」、ありえない！「びっくりした話」「ムカついた話」、人生最悪の恋愛を募集中！（採用時に謝礼あり）ご応募はここをクリック ＜文／みくまゆたん＞