「20代の頃の記憶が曖昧」キャリア20年以上の実力派女優が心に留める先輩の姿とは
宝物と言える人たちとの再タッグ映画
――ありがとうございます。『シェアの法則』では、10代のころにお仕事された久万真路監督との再タッグですね。
貫地谷「はい。久万監督、そしてプロデューサーの大和田(廣樹)さんもそうです。林海象監督の『探偵事務所5”』(2005)という作品で一緒だったんですが、久万監督は、当時まだ助監督で私は大学生でした。私のなかで、とてもキラキラした思い出のひとつというか、宝物といえる作品であり、人たちなんです。その後、私が朝ドラ『ちりとてちん』のヒロインに決まったときには、みんなで“嘘でしょう!”と驚いて喜んでくれました。そうした家族のような方たちと、成長してこうして再びお仕事ができるというのは、本当に嬉しいです。
このおふたりに声をかけていただいたとなったら、もう“やるしかない!”と。そうしたご縁で脚本をいただいて読んだのですが、いろんな事情を持った、それぞれに暮らしていたら孤立してしまいそうな人たちがシェアハウスに集まって生きていく、とても心が温まるお話だなと感じました」
人生みたいなものが映っている映画
<取材・文・撮影/望月ふみ>
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望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi
『シェアの法則』はK's cinemaほかにて全国順次公開
公式サイト http://www.share-hosoku.com/
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