
「ステレオぶりっ子」は古くはさとう珠緒さん、グラドル時代の小倉優子さん、局アナ時代の田中みな実さん、最近では元・乃木坂46の松村沙友里さんあたりが該当するでしょう。かわいらしい仕草や発言を前面に押し出し、あえて男性に媚びるような言動をすることをキャラクター化しているタイプです。
近年は「あざとい」という言葉がよくフィーチャーされていますが、「ステレオぶりっ子」は“目に見えてわかりやすいあざとさを出す女性”とも言い換えられます。
一方の「ステルスぶりっ子」は、「ステレオぶりっ子」のようにわかりやすく男性に媚びることはなく、さりげない仕草や言動で男性からの好感度を獲得していくタイプ。女性同士が見ると「あの子、あざといな~」とすぐに気付けても、周囲の男性はそのあざとさに気付けていないというケースがけっこうあるのです。
くしくも未希さんは亮さんの彼女たちのことを、「女子アナみたいな清楚系」と評していましたが、まさに「ステルスぶりっ子」は女子アナっぽい見た目や振る舞いをしているケースが多いもの。
そしてぶりっ子が苦手だと言っている男性はえてして、たいてい「ステレオぶりっ子」が嫌いなだけで「ステルスぶりっ子」を看破できず、むしろ「ステルスぶりっ子」にほいほい引っかかってしまうというわけです。