
2002年に俳優デビューし、キャリア20年を超えた小泉孝太郎さん(45)。誠実さの伝わる人柄から、役者業はもとより、バラエティ番組やMCなどでも引っ張りだこです。
11月3日(金)からは、日本の眼鏡の95%を生産する福井県に、眼鏡産業を根付かせた人々を描いた出演映画『おしょりん』が全国公開されます。
そんな小泉さんが「一か八か」で飛び込んだ芸能界。そこからの思いを教えてくれました。

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――本作で、小泉さんは軸となる庄屋の長男・増永五左衛門さんを演じました。名家のサラブレッドということもあり、小泉さんしかいないとのオファーだったと聞きました。
小泉孝太郎さん(以下、小泉)「率直に言うと、ひるみました。自分でいいのだろうかと」
――そうなんですか!?
小泉「だって僕は、福井県に縁もゆかりもないんです。神奈川県民ですから。そんな僕が、こんな偉大な方を演じるなんて。脚本を読んですぐに分かりました。大変な偉人ですよ。
だから、これは僕には無理だと。福井出身の役者さんに演じていただいたほうが福井県のみなさんも納得するんじゃないかとマネージャーに確認しました。“本当に僕に来たの?”って。そしたら“孝太郎さんに来たんです”と言われて。
今回は、福井県のたくさんの方々に協力していただいたんですが、撮影初日に皆さんがウェルカム状態で受け入れてくださって。そこで自分自身、一気に変わりました。“よし、これは全身全霊を込めてやらねば”と、みなさんにスイッチを入れてもらった感じでした」
――五左衛門さんは、最初、偏屈で厳しい人物に映ります。それも長男としての責任感から来るものなのですが……。小泉さんもご長男ですね。
小泉「兄弟にしかない関係性ってありますよね」
――では「長男だからしっかりしないと」といった気持ちは共感できますか?
小泉「子どもの頃は“お兄ちゃんなんだからしっかりしなさい”と言われ続けていましたから。その意味がどうこうというより、とにかく長男はしっかりしなきゃいけない、甘えてはいけないんだというのは、意識の中にありました。進次郎は甘えても許されるけれど、僕は甘えていたら許されないという。そういう認識はあったと思います」
――どこの家族でも、そういう話はありますよね。
小泉「外に出ても、弟と一緒に出掛けているときは助けてあげないといけないし、自分がしっかりしなければというのはありましたね。だから本編でも森崎ウィンくんが演じた弟の幸八が、以前にも事業に失敗しているのに、また新しい話を持って帰ってきたりして、五左衛門さんがすごく厳しい顔を向けている気持ちもよく分かりましたよ。恨めしいのではなく、“しっかりせい!”という気持ちでしょうね」
(C) 「おしょりん」制作委員会
『おしょりん』は角川シネマ有楽町ほかにて11月3日(金)全国公開
公式サイト https://movies.kadokawa.co.jp/oshorin/