小泉孝太郎、一か八かで飛び込んだ芸能界。「一歩目は“もうダメになるかもしれない”と思った」
できるとかできないとかじゃなくて、夢中になれたから
――そこで諦めるのではなく、食らいつこうとしたんですね。
小泉「ここにいたかったし、自分もレギュラーになりたいと思いました」
――負けず嫌いなんでしょうか。
小泉「いや。やっぱり、この世界はなんて面白いんだと思ったからだと思います。夢中になれたから。できるとかできないとか、そういう話じゃなくて、とにかくここにいたいと思った。自分もこの役者さんたちのように、何年かしたら、160キロの球を打ち返してやるんだと」
――ちなみに好奇心は強いですか?
小泉「人は好きです。そうじゃなければ芸能界は長く続かないと思います。人と向き合う仕事ですから。もちろん役者もそうです。役とも人とも向き合う。苦痛も伴うアナログな作業なんです。でもそういう作業が好きですし、何より、人が集まった時のエネルギーが、僕は好きです。映画にしてもドラマにしても、バラエティ番組にしても、ひとつの作品、番組を作るために、たくさんの人たちが集まる。楽しいこと、面白いことをしている人たちのエネルギーが詰まっている、そこで生きていたいのだと思います」
“またね”はない。だからこそ全力で
<取材・文・撮影/望月ふみ ヘアメイク/石川武史(PATIONN) スタイリスト/北村彩子>
望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi
(C) 「おしょりん」制作委員会
『おしょりん』は角川シネマ有楽町ほかにて11月3日(金)全国公開
公式サイト https://movies.kadokawa.co.jp/oshorin/











