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『フレンズ』の人気俳優が54歳で急死。 “家族同然”の共演者が悲しみのコメント

 1990年代終わりから10年にわたり放送された伝説の米人気ドラマ『フレンズ』。本作でチャンドラー・ビング役をコミカルに演じ、絶大な人気を博したカナダ出身の俳優マシュー・ペリーが10月28日、54歳という若さで死去した。自宅にあるジャグジーの中で遺体で発見され、溺死が疑われていたが、現場で処方薬も発見されていることから、死因の特定までには数週間~数か月かかると報じられている。

フレンズの共演者ら悲痛コメント発表

 世界中のファンに大きな衝撃と悲しみをもたらしたマシューの突然の訃報から2日。『フレンズ』で共演していたジェニファー・アニストン、コートニー・コックス、リサ・クードロー、マット・ルブランク、デヴィッド・シュワイマーが、10月30日(現地時間)、米誌『ピープル』を通じ共同声明を発表した。 「マシューを失い、私たちはひどく打ちのめされています。私たちはただの共演者ではありませんでした。家族なのです」 「お話したいことは山のようにあります。けれども、今は悲しみに向き合い、この計り知れない喪失感を受け入れるための時間を取りたいと思っています」 「いずれ時が来たら、もっと多くのことをお話しできると思います。今、私たちの想いは、マティ(マシューの愛称)の家族、友人たち、そして彼を愛する世界中のすべての人たちと共にあります」  このドラマで、マシュー演じるチャンドラーの恋人役を演じた俳優マギー・ウィーラーもSNSを更新。共演シーンの写真を投稿し、「あなたが、その短すぎる人生を通して、とても多くの人にもたらした喜びは生き続けます」と偲んだ。  そのほか、多数の著名人やファンから追悼の言葉が続々寄せられるなか、マシューと同じ小学校に通っていたというカナダのジャスティン・トルドー首相もSNSで哀悼。「私は彼と校庭で一緒に遊んだことを決して忘れないし、世界中の人々は彼がもたらしてくれた喜びを忘れることはないだろう」と幼なじみの死を悼んだ。

亡くなる直前までピックルボールをプレー

 米メディア『Page Six』を通して発表されたロサンゼルス警察の声明によると、10月28日(土)午後4時過ぎ、「男性が心拍停止した」と通報を受け、救急車が緊急出動。ロサンゼルス市の自宅で、意識のないマシューを浴槽内で発見したが蘇生できなかったという。  第一報を伝えた米芸能サイト『TMZ』によると、マシューはその日、近所でピックルボール(テニスと卓球とバドミントンを掛け合わせたようなスポーツ)を2時間プレーした後に帰宅。その直後、用事を頼まれたアシスタントが外出し、2時間後に帰ってきた時には、自宅のジャグジーの中で反応のないマシューを発見したと報じられている。  ピックルボールの愛好家だった彼は、以前から近所のクラブに定期的に通っていた模様。情報筋によると、その日も特に変わった様子はなく、楽しそうにプレーしていたという。  マシューの最後のインスタグラム投稿は亡くなる5日前の先月23日(月)。夜ジャグジーに入っている時に撮影されたと思われる写真とともに、こんなキャプションが添えられていた。
「とても温かいお湯に包まれていると、すごく気分がよくなるよね?」
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自宅から処方薬が見つかる
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