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靴下を脱ぎ散らかし、料理をゴミ箱にポイ。“最強にイラッと来る夫”はどう生まれた?話題のドラマ・プロデューサーが語る

武によって過去のトラウマを思い出す人も

 武の言動にイライラを覚える人ばかりではなく、過去に実際に武のような人と接していた時のことを思い出して視聴を断念したという投稿はSNSに少なくない。
「くすぶり女とすん止め女」

Ⓒ「くすぶり女とすん止め女」製作委員会

 武というキャラは若干“やりすぎ感”もあるが、「そのあたりの調整は難しいなと実感しています。ただ、テレビ局だけではなく、動画配信サービスも含めてドラマは飽和状態です。本作は原作があるわけではなく、予算にも限りがあるため、大々的なプロモーションはできません。埋もれないためになんとか視聴者の心を動かす必要があり、『イライラを噴気させよう』ということは常に重視しています」と回答。 「また、最近は復讐系漫画のネット広告を頻繁に見かけますよね。胸糞悪い作品は続きが気になりやすいため、本作でもイライラシーンをショート動画にして各SNSに投稿しています。『こういった取り組みが視聴率・視聴回数にどの程度つながるのか?』という実験的な思いもあるため、賛否の別れる反応を受け止めて、次に繋げていきたいです」  いろいろな工夫が詰まっている『くすぶり女とすん止め女』。制作陣の様々な思いを感じながら見ると、より面白味が増すかもしれない。 【前回記事】⇒離婚発表の人気女優が手がけるヒットドラマ、プロデューサーが明かした「“奇妙なサブタイトル”に込めた思い」 【関連記事】⇒女を使った営業はアリかナシか?「笑ってごまかしてきた、あなたたち世代のせいで働きづらい」49歳を責める25歳 <取材・撮影&文/望月悠木>
望月悠木
フリーライター。社会問題やエンタメ、グルメなど幅広い記事の執筆を手がける。今、知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けている。X(旧Twitter):@mochizukiyuuki
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