NHK『大奥』、愛希れいか“家定”のツンデレが炸裂。福士蒼汰“胤篤”が非情な現実に叫び、古川雄大“瀧山”が支える
女将軍・家茂と、女性の正室・和宮の物語が始まる
終盤、安政の大獄、そこからの桜田門外の変が起き、危機に直面した幕府の進む道は、公武合体しかなかった。パラレルワールドではあるが、史実に沿った進み方が実に見事だと、畳みかけるような幕末の展開に改めて感じさせられる。
さて、いよいよ和宮の登場である。これまでにも数々の作品で描かれてきた和宮の物語。それがこの『大奥』でも描かれる。女将軍・家茂のもとに迎え入れられた孝明天皇の“弟”和宮(岸井ゆきの)は女性だった! どんな家茂と和宮の物語になるのか注目だ。そして家定を胸に、家茂を娘と思い、孤独に堕ちることなく、大奥に残った天璋院は、瀧山とともにどう世の中を守ろうとするのか。
<文/望月ふみ>
望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi









