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中年の不倫のキッカケで“一番多いシチュエーション”とは?「自分の年齢を忘れられる…」

気付かれたら誠実に対処するしかない

うなだれる女性 実際に、我が子と衝突してしまった親にはどのようなアドバイスをするのでしょうか。 「私としては、ここまで子どもに気づかれたら、もう母親は誠実に対処するしかないと思っています。きちんと問題と向き合い答えを出すということです。  離婚をしたとしても、誠心誠意謝罪をして、『あの時あなたが指摘してくれたから、ママはちゃんと問題に向き合えたよ』というふうに伝えられれば、子どもも時間はかかるかもしれませんが、いつか受け止めてくれるのではないでしょうか。一番良くないのは、コソコソ関係を続けたり、その場を取り繕ったりすることです。  子どもは誰しも、親にはオンナではなく親で居て欲しいと思っています。特に男の子はその傾向が強いので、場当たり的にごまかすと、今後の子どもとの関係に影響するだけでなく、子どものパートナーシップ観にも悪い影響が出てしまいます」  1人1台スマホがあり、人と繋がることや、写真や各種履歴の保存が簡単になっている今、男女ともに不倫を隠し通すことは不可能に近いです。  それが、よりデジタルに強い息子や娘であれば、一層隠すのは困難だということは、皆さんも覚えておいて欲しいです。そして、親の不倫を知った子どもは心に深い傷を負うことも忘れてはならない事実です。

熟年不倫の始まり、一番多いのは同窓会

 ところで、熟年不倫のキッカケとなる出会いの場はどこにあるのか。  下世話かもと思いつつ聞いてみると、一番は同窓会で、次に職場、そして異業種交流会だと言います。 「同窓会の良さは、共通の話題を新たに作らなくても思い出話で盛り上がれるし、最初から元同級生という信頼関係もできていることです。  また、学生当時の気持ちに戻れるので、当時のような気持ちで恋愛がスタートしていく感覚があり、自分たちが40代、50代になっていることを忘れられます。  仕事場では、業務を通じて同じ目的に向かうため、会話が弾んだり、その中で成長を感じたりできて、『高め合っている2人』みたいな感覚になりがちです。気が合い阿吽の呼吸でやり取りできるようになり、男女の関係へ……というのが定番ですね。  異業種交流会も、最近では女性でも個人事業主として頑張る方が増えたので、人脈を増やす中で関係が始まります。『お互い応援しあっていこう』みたいな名目で支えあうことで、恋愛に発展していきます。  出会いの場はさまざまですが、女性にとっての満足度は『一人の女性として愛されていること』に尽きます。熟年不倫では、長い方では10年など超長期化する傾向がありますが、同時に『いつかバレるんじゃないか』という怖さも抱えているのが、共通していますね」  熟年不倫は長期化しやすい。これは筆者も、過去にさまざまな当事者から話を聞いてきたので、同じ認識があります。  20代、30代女性の不倫は、結婚や妊娠といったライフイベントが重なるため、それを意識することで別れを選択する人が多いのに対し、熟年不倫は家族にさえバレなければ、焦って関係を清算する必要がないことが多いのです。  純粋に相手への気持ちが途切れたりしなければ、ダラダラと不倫を続けてしまう女性が多い現実があります。
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熟年不倫のその後とは?
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