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芸達者すぎる34歳女優。“後見人感”と“子どもっぽさ”の絶妙なバランスにぐっとくる

夢のネバーランドとなるのか

木曜劇場『いちばんすきな花』9話より ©フジテレビ 美鳥の存在は、ゆくえ以外の3人の過去にも深く影響している。第8話から9話にかけて、それぞれ回想される。これまで4人が集まっていた椿の家の前の住人がまさか美鳥であったという偶然(と同時に必然)。  この広い家を椿は美鳥に引き渡すことにする。仲良し4人組が毎日のように語り合い、憩いとした場は、美鳥の個人塾となるのか。昔から2人組になるのが、苦手だった4人が、美鳥の塾でなら、一人ずつ、美鳥と差しで向き合えるのかもしれない。  それはそれでそれぞれの憩いとなるはず。それは、美鳥との過去を慈しみ、尊ぶ者たちにとっての約束の地なのか。あるいは唯一、童心でいられる夢のネバーランドとなるのか。 <文/加賀谷健>
加賀谷健
コラムニスト/アジア映画配給・宣伝プロデューサー/クラシック音楽監修 俳優の演技を独自視点で分析する“イケメン・サーチャー”として「イケメン研究」をテーマにコラムを多数執筆。 CMや映画のクラシック音楽監修、 ドラマ脚本のプロットライター他、2025年からアジア映画配給と宣伝プロデュース。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業 X:@1895cu
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