どんな風に声をかけても、まったく相手には響かず……。そしてついに、直接お金の話を切り出すことに。

「思い切って、『うちも経済的に厳しいから、乗った分だけ負担してくれたら嬉しい』と伝えてみました。そしたら、『
どうやって計算すればいいの?』と一言。それを聞いて、モヤモヤが募ったというか……。
本当はお金が欲しいというわけじゃなくて、ただ、相手に合わせて時間を調整したり、送り迎えする手間や苦労も考えてほしい。そのこともやんわりと伝えたのですが、彼女から帰ってきた言葉は、『
そのときに言ってくれなきゃわからないよ』と。結局うやむやにされてお礼はなし。
なんだか、ひとりで思い悩んでいたのがバカみたいに思えました」
「言ってくれなきゃ分からない」は車関係でよくあるトラブル
この、「言ってくれなきゃわからない」という一言は、ガソリン代や車問題のトラブルのお話の中で、とてもよく出てくるフレーズです。
今回の渋谷さんのケース以外でも、こんな声が上がっていました。

「車に乗せたお礼がまったくない友人に、もうガマンできなくなって、『車もタダじゃ動かない』と言ったときのこと。『そのときに言ってくれればよかったのに』と軽く言われて、こちらがセコいような雰囲気になった」(34歳・女性)
「友人の希望で、高速を使って遠方のショッピングモールに行ったとき。その後いつまで経っても、車のガソリン代や高速代の割り勘の話がなかった。連絡してみると、『なんでそのとき言ってくれないの~』と、まるでこちらが悪いような感じだった。車に乗らない人は、車の移動にかかる経費に対して本当に無頓着だと思う」(26歳・男性)