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20歳の怪演女優・原菜乃華。ヒロインを“食う”凄まじい狂気と、かよわい姫役の「振り幅」に震える

最新話で見せた“決意”、ひと味違う千姫

しかし12月10日に放送された第47話では、ひと味違う千姫を見せてくれました。 大阪冬の陣での、家康による砲撃に心を痛める千姫。砲撃による天井の崩落から自身を守ってくれたのは、夫・秀頼の母であり自身の伯母でもある茶々(北川景子)でした。秀頼と茶々に心を寄せた千姫は、板挟みになっていた自身の葛藤を乗り越えたのでした。 絵を描くのが好きな孫へと、家康から預かった贈り物「ぺんすう(鉛筆)」を届けにきた母・江(マイコ)に対し、「千は、豊臣の妻にございます」と、受け取りを拒みます。そして秀頼の決意を前に、まっすぐな眼差しで「徳川を倒しましょう」と言葉に。そこには、一切の迷いなく意を決した美しい姫の姿がありました。 原の演じる千姫が、乱世の終焉をどのように迎えるのか。目が離せません。

原 菜乃華の過去作品にも注目

弱冠20歳にして、聖女も悪女も魅力的に演じる原。話題を集めた『罪の声』や『すずめの戸締まり』はもちろんですが、昨年のドラマ『ナンバMG5』(フジテレビ系)で演じた明るくチャーミングなthe妹キャラや、今年の春クールドラマ『波よ聞いてくれ』(テレビ朝日系、2023年)の新入社員役など、他の過去作品でも光る演技を多々見せています。 着実にキャリアを重ねる原。これからの活躍が楽しみでなりません。 <文/鈴木まこと(tricle.ltd)> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
鈴木まこと
日本のドラマ・映画をこよなく愛し、年間でドラマ・映画を各100本以上鑑賞するアラフォーエンタメライター。雑誌・広告制作会社を経て、編集者/ライター/広告ディレクターとしても活動。X:@makoto12130201
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