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70歳で始めた着物リメイクが大ヒット!コロナ禍の注文激減を機に人生が急展開できたワケ

趣味は楽しい、仕事は厳しい

「好きなことを仕事にしてるなんて、幸せですね」そんな風にもささやかれますが、「とんでもない」と吉田さんは思っていました。趣味を逸脱して仕事となると、何事も厳しく、苦しいものです。 トップクラスのダンサーからの難しい要望や大口の注文。ダンサーも一流ですから、妥協は許されません。幾度となく手を加え、納期に怯える日々。心身ともに疲弊して、投げ出したくなったことも一度や二度ではないでしょう。 それでも、ドレスを着たダンサー達が踊る姿を眺めたとき、観客の歓声に包まれたとき、吉田さんは夢のような心地になるのだろそうです。 好きなことをあきらめない、年齢のせいにしない。その思いが根底にあるからこそ、吉田さんのドレスそのものが、輝きを増すのかもしれませんね。

日本人ならではのアイデア、漢字ドレス

吉田さん「みんながビックリする顔を見るのが好き」そんな吉田さんがひらめいたのが、漢字ドレス。ドレスに漢字で「日本」そして「夢」。派手さ優雅さのバランスが絶妙です。 一歩間違えば、斬新すぎて賛否両論の恐れもある。でも、思いきってやってみたらどんな化学反応が起こるだろう。緊張感と高揚感は、いつでもワンセットでやってくるのです。 自分の感覚を信じて、躊躇なく行動してみる。かろやかな生き方は、吉田さんのダンス経験から培われたのでしょうか。背筋を伸ばして堂々と笑う、吉田さんの姿を見ていると、あれこれ悩む時間がもったいなくなってしまうのです。 漢字のアイデアからも想像できるように、吉田さんの心には大和魂が息づいていたのかもしれません。そう、着物との出会いを予期するように。
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コロナ禍が転機に
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