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元朝ドラ主演・芳根京子に「やる気あるのか!」と怒った人物とは…“お芝居を続けられるか分からなかった”

「辛いと思ったら、いつでも辞めてください」

芳根京子さんインタビュー――信頼できる人だと思えた瞬間というのはあったのでしょうか。 芳根:私はスカウトされて事務所に入りました。そこでマネージャーさんと初めて会ったのですが、最初に“辛いと思ったら、いつでも辞めてください”と言われたんです。 “辛いと感じたら、人としての幸せを考えて欲しい”と。合っていない、辛いと思ってまでやることではないと。そう感じたら自分が本当にやりたいことをやってくださいと15歳くらいのときに言われました。

本気で怒ってもらえたことを感謝している

芳根京子さんインタビュー――いいお話ですね。 芳根:もともとが“お芝居をやりたい!”と思って入ったわけではなかったので、家族もそこまで続くとは思っていませんでしたし、自分自身も続くか分かりませんでした。  そんななかでオーディションに行っても受からなくて…。  いちいちダメージを受けてもしんどいというのもありましたが、“ご縁がなかったんだな”で済ませているスタンスに“やる気があるのか!”と怒られて(笑)。  でもそうやって人に本気で怒るって体力がいるんですよね。大人になって気づきました。  あのとき本気で怒ってもらえたから、今があるのだと思います。本当にありがたかったと思っています。 ――貴重なお話をありがとうございました。これからも期待しています! <取材・文・撮影/望月ふみ> 『カラオケ行こ!』 和山やまの同名漫画を、『オーバー・フェンス』などの山下敦弘監督が実写映画化。とある事情から歌がうまくなりたいヤクザの成田狂児(綾野剛)と、彼の歌の指導をすることになってしまった、合唱コンクールの強豪校の中学校合唱部部長の岡聡実(齋藤潤)の交流を描く。 (C) 2024『カラオケ行こ!』製作委員会 『カラオケ行こ!』は1月12日(金)より全国公開中
望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi
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