映画監督による性暴力の被害女性を演じる、子役出身23歳女優「SNSがない時代に生まれたかった」
SNSは便利だけれど、答えを出すのは自分でありたい
――もうひとつお聞かせください。本作にも“マスコミ”が登場します。芸能界とマスコミは切っても切れない関係ですが、山口さん自身は、マスコミにどんなイメージを持っていますか?
山口:情報を伝えるうえで欠かせないし、私たちの仕事は伝えてもらって成り立っているところもある。だからマスコミのみなさんに味方でいてもらえる人になるのも大事だと思います。みんな自分の仕事に一生懸命なんだろうなとも思いますし。
――いまはSNSの存在も強大です。そちらについては。
山口:なかなか難しいですよね。本当はSNSとかがない時代に生まれたかったです(笑)。
いまは情報が溢れすぎていて、何が正しくて何が正しくないとか、これは取り入れなくていい情報だとか、そういう取捨選択が難しくて。
私自身、どこかで情報に流されているところもあると思うんです。たとえばダイエットの情報とか(笑)。
便利なものではありますよね。でも答えを出すのはSNSじゃなくて、ちゃんと自分で考えたいです。
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望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi


