産休明けのシングルマザーが「マタハラ」で処分を受けた“理不尽すぎる理由”。妊活女性に恨みを買い|ドラマ『不適切にもほどがある!』
論点をすり替えた「論破ブーム」への皮肉?
昨今は論破ブームだ。ただ、論破と言っても論点を上手くすり替え、いかにも勝っている感を出すことが勝敗を大きく分けるポイントになっており、もはや論点を争うことは二の次とされているケースが目立つ。まさに並木のように論点をずらして、自身の非を認めず、反省することも渚と向き合うこともしない姿勢を見せていると、“論破”がコミュニケーションの一つの型になりつつある現在を皮肉っているようにも思えた。 いよいよ残り1話となった『不適切にもほどがある!』。毒あり、笑いあり、感動ありの本作がどのような大団円を迎えるのか楽しみに待ちたい。 <文/望月悠木>
望月悠木
フリーライター。社会問題やエンタメ、グルメなど幅広い記事の執筆を手がける。今、知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けている。X(旧Twitter):@mochizukiyuuki
1
2


