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「イライラは抑えすぎず“ちょい出し”を」。女医さんに聞くストレスとの付き合い方

 今年、めでたく(?)独身のまま30歳を迎えそうな私。最近、20代前半の頃と比べて、なんだかイライラすることが増えたように思うんです。そこで今回は、「成城松村クリニック」松村圭子院長に「イライラ」についてお話をお伺いしました。

⇒【前編】「なんか最近イライラする!30代女性のイラつきを医師に相談してみた」 http://joshi-spa.jp/129620

クッションにパンチするだけでもいい



――月経前症候群(PMS)のほかに、イライラが増える理由ってどんなものがあるんでしょうか?

松村先生:食生活が大きく関わってきますね。血糖値の急変動がイライラや不安感をもたらします。だから、規則正しく3食とることが一番です。

夜から朝まで、あんなに絶食時間が長いのに、朝食を抜いてしまったら、昼食時に血糖値がガンっと上がりますからね。食べたあと、今度は血糖値が急降下して眠気やだるさなど、さまざまな不調が出てきます。2食にしてしまうと体の吸収力が高まりますから、ダイエットをしているならなおさら。

食べ方に関していえば、食物繊維やたんぱく質を先に食べることも大切です。あとから糖質を入れることで、吸収が緩やかになります。

――でも、1日3食ってなかなか難しいですよね。私、1食のこともあるぐらいです……。

松村先生:極端に偏るのは考えものですけど、そこまで食べるものにこだわらず、まずは『朝はとりあえず何か口に入れる』みたいな意識からでいいのよ。
セロトニンという脳内物質があって、それが心に安定感をもたらします。たんぱく質をとることで、体内では作ることのできない必須アミノ酸であるトリプトファンが摂取でき、それがセロトニンの原料になるんです。食事は体だけでなく、感情を作るうえで、とても大事なんですよ。

イライラは抑えすぎずに“ちょい出し”を――でも、どうしてもイライラしてしまうこともあると思うんです。ストレスがたまってしまった場合は、どうしたらいいでしょうか?

松村先生:実は、イライラはある程度出している人のほうがまだ安心です。あんまり出すと人間関係に亀裂が入ってしまうかもしれないから、ちょい出しレベルね。

たまってしまった場合は、体を動かすことでストレスホルモンを減らすことができます。フラダンスとかベリーダンスを習う、もっと簡単なことだと、クッションにパンチするっていうのもアリだと思います。

ほかに、自分へのご褒美をうまく取り入れている人は感情の起伏が緩やかです。おいしいスイーツを食べに行く、好きな映画を見る。でも、あまりご褒美を与えすぎてしまうと、逆に中毒になってしまうこともあるから、頑張ったときだけね。

松村院長

松村院長

――最後に、イライラと上手にお付き合いする方法を教えてください。

松村先生:状況にもよりますが、一呼吸置くこと。イラッと来たら一呼吸して水を飲むとか、ワンテンポ置くということを心掛けてみると冷静になれるかもしれません。

そして、考え方でいうと、自分に起きていることを客観視できるようになること。例えば、同僚に嫌なことを言われたら『何なのよ!』じゃなくて、『ああ、生理前なのかな?』『彼氏とうまくいってないのかな?』とか、ちょっと視点を変えてあげることでずいぶん楽になると思いますよ。

相手は変わらないんだから、自分を変えるしかありません。起きている現象はひとつでも、考え方は訓練すれば、いかようにもなるんです。イライラって、悪いことのように見えるけど、あなた次第で、自分を成長させてくれる要素にもなるんですよ。

【松村圭子氏】
婦人科・美容皮膚科医。成城松村クリニック院長。雑誌やテレビ、講演などで幅広く活躍中。著書に『女のコのためのもっともっと愛されるSEX』(双葉社)、『女性ホルモンがつくる、キレイの秘密』(永岡書店)、『女性ホルモン美バランスの秘訣』(大泉書店)などがある

<TEXT/廣野順子 PHOTO/Crazy80frog>

女のコのためのもっともっと愛されるSEX

脳とホルモンの働きによって揺れる女のコの心と身体を最先端医療で解き明かす女のコのための女のコによるSEXバイブル。婦人科医として最先端治療にも携わり、ルナルナの顧問医も務める成城松村クリニックの松村圭子院長と、数々の人気アダルト作品への出演経験をもつ大人気AV女優、紗倉まなとの共著。




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