
――初めてクセを活かしたスタイリングを実践した時は、どのようなお気持ちでしたか?
本当に自分のクセでもうまくセットできるのか、半信半疑でした。まずは縮毛矯正をやめて、髪を伸ばさなければいけなかったので、実際にクセ活に臨むまでには1年半ほどかかりました。
その間は、縮毛矯正をかけたい気持ちをなんとか抑えていました。髪がだいぶ伸びで、地毛の部分が長くなった時に、クセを活かしたスタイリングを試してみて「これはイケるかも」って思えました。
初めてしっかりとスタイングをして鏡を見た時は、同じ自分の髪とは信じられないくらいで、「これが自分なんだ」と涙しました。
――クセ活以降、生活にどのような変化がありましたか?
今までの人生と180度違う感じです。それまではコンプレックスが強く、縮毛矯正をしてようやく自分の容姿をマイナスからゼロにできていると感じていました。
ところが、初めてプラスに持っていく体験ができ、自分の容姿を肯定的にとらえることができました。髪型が変わっただけですが、おしゃれを楽しめるようになりましたね。
縮毛矯正をしていると、ダメージが気になってカラーはできないし、カットも制限されやすい。でも、今は髪型に遊び心が入るようになりました。周囲からも「かわいい」とか「すごくうらやましい」と褒めてもらえました。