
家具に小物、新しくそろえるのもいいけれど、時には思い出が恋しくなります。tokaさんは「『懐かしいもの』をミックスする」ことを推奨。
誰にでも、これを見ていると和(なご)む、とか、これがないと落ち着かない、といった昔から寄り添っていたものがあると思います。懐かしいものを組み合わせることで、より居心地のいい空間に整えることができるというのです。
生きていく中で、環境というのは変化していきます。不安になったり、さみしくなったとしても、ずっとそばにいた懐かしいものだけは、変わらずに自分を受け止めてくれます。昔から大切にしていた懐かしいもののおかげで、心が安らぎ、自然と自分らしく過ごせるようになるのでしょう。

引越しをして新しい部屋に入居したら、ほとんど何もない、というのが実際です。利便性を求めて、つい間に合わせのものを買いたくなりますが、ここはグッとこらえて。
「必要な家電は入居前に電器店で購入。配送日を入居後最初の休日に指定して搬入」したtokaさんですが、他はやはりイメージを大切にしました。
その方法とは「部屋の写真を撮ってタブレットに取り込み、その上に家具などの絵を描いてみて検討しました」。部屋にいながら、ミニチュアの部屋をタブレットで描いている感じでしょうか。「ibisPaint」というアプリで絵を描いていたそうです。
子供の頃、絵本や漫画で見たきらびやかな部屋をノートに描いて遊びませんでしたか。大人になった今、描く部屋はやがて現実になってあなたを迎え入れてくれるのです。