「部屋を見られて、嫌われても仕方ない」覚悟を決めた
美優さんはクールな見た目やしっかりした受け答えから、周りにはとてもしっかり者だと思われることが多く、きっと直哉さんも自分のそんな部分に期待をしてくれているに違いないと思っていました。
「なので
きっと私のだらしのない部分を知ったら幻滅されてしまうなと思い、一気に青ざめてしまいました。でもここまできて怪我をしている直哉さんを部屋に入れないわけにはいかないので、『もう嫌われても仕方がない』と覚悟を決めて玄関を開いたんです」
すると「ごめんなさい、散らかっているけど」と恥ずかしそうに言い訳する美優さんに、部屋を見た直哉さんは「え、今日のための服選びにこんなに悩んでくれたなんて……かわいいですね。
なんか意外な面が知れて、怪我して良かったかも」と笑ってくれたそう。

「そんなリアクションが返ってくるなんて思わなかったので驚いてしまいました。そして私がバタバタと手当ての準備をしていると、キッチンを見た直哉さんが『
僕とお付き合いしてくれませんか?』と急に真剣な顔で言ってきたんです。さらに驚いて、思わず固まってしまいました」
実は直哉さん、非の打ち所がない美優さんのことが素敵だなと思う反面、
どう距離を詰めていったらいいのか分からなくて悩んでいました。ですが今回、美優さんの人間臭い部分に触れられて一気にその悩みが吹き飛んだそう。
「『俺は料理が得意だから任せて! 美優さんのお役に立ちたいので』と言ってくれる直哉さんの膝を消毒しながら、その大らかさに感動してしまったんですよね」