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故・中尾彬の“21歳の頃”があまりにもかわいい。近年の“憎まれ役“も愛された理由

山﨑賢人と坂口健太郎に次ぐ第三の男?

『ヒロイン失格』Blu-ray(バップ)

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 近年は、実写化映画全盛期を代表するきらきら映画『ヒロイン失格』(2015年)で、主演の桐谷美玲と坂口健太郎がデートする場面に中尾が本人役で出演していたりする。中尾彬がまさかのラブコメ漫画原作の映画に出演する世界線があるだなんて、公開当時まで想像できただろうか?  桐谷扮する主人公が実写化王子の異名を取った山﨑賢人と坂口健太郎に挟まれる中、まるで真打ち登場のように中尾がヌッと顔を出す。アイスを食べながらの「いいんじゃない」という嫌味っぽく爽やかな台詞がトレードマークのねじねじとともに印象的。  同作出演は中尾彬がちょっとしたアイコンになった瞬間だったんじゃないだろうか。いや、もっと言うと、山﨑と坂口に次ぐ第三の男役で桐谷を取り合ってもよかった。中尾彬とは、イケメンの観点から連想ゲームのように読み解くことができてしまう人。こんなにキュートないさみはだのスター俳優は他にいない。 <文/加賀谷健>
加賀谷健
コラムニスト/アジア映画配給・宣伝プロデューサー/クラシック音楽監修 俳優の演技を独自視点で分析する“イケメン・サーチャー”として「イケメン研究」をテーマにコラムを多数執筆。 CMや映画のクラシック音楽監修、 ドラマ脚本のプロットライター他、2025年からアジア映画配給と宣伝プロデュース。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業 X:@1895cu
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