人によって「つまづく」ポイントは異なりますが、すべての原因は脳のクセにあるといいます。
「一人ひとりの外見が違うように、脳だって得意不得意があって当然」と本書。苦手な分野を知って、そこをうまく解きほぐしていけばいいのです。
時間管理が苦手な人の脳の特徴は、①抑制制御(がまん)が苦手、②時間感覚が不正確、③報酬遅延勾配が急(ごほうびを待てる時間が短い)、この3つ。
たいていの人が、がまんは苦手ではないでしょうか。物事をやり遂げること、目標を達成することは、努力やがまんが必要となってきます。
努力とがまんの先に喜びが待っていると理解していても、がまんから逃げてしまうのです。それが「脳のクセ」だから。
本書いわく「『がまんする力』は鍛えて強くなるものではない」。つまり、誘惑や外的な刺激を減らしたほうが即効性が高いのです。