39歳女優の“壊れっぷり”が心臓に悪すぎる。「不倫された妻の復讐ドラマ」異様な盛り上がりのワケ
松本まりかの“壊れサレ妻っぷり”がホラーすぎる
2話以降は、快活で、清楚で、家族想いで、可愛らしいみのりが、瞬く間に鬼神化していく様子が実に痛快。3話では理子が勤める美容院に予約をせずに乗り込み、理子に「私の夫は2週間に1回(髪を)切るんです」といろいろ牽制(けんせい)するシーンは心拍数が上がって仕方ない。理子はみのりの来店に動揺して一度はバックヤードに逃げ込むが、みのりは追跡して「もしかして、つわりですか?」と無表情で心配する姿は心臓に悪い。さらには、『部屋とYシャツと私』を歌い、「毒入りスープで一緒にいこう」という歌詞を口ずさみながらパスタソースをかき混ぜるシーンも飛び出し、みのりの覚醒が止まらない。
歯止めの効かない復讐心と躊躇ない手口
歯止めの効かない復讐心に駆られているみのりは、不倫相手の息子というだけで一切罪のない渉にまで近づいて篭絡(ろうらく)しようとするほど暴走している。その思い切りの良さも面白さにつながっているように思う。 みのりがどこまで暴れ狂ってくれるのかに注目しつつ、どのように復讐を完結するのかも今から楽しみに待ちたい。 <文/望月悠木>
望月悠木
フリーライター。社会問題やエンタメ、グルメなど幅広い記事の執筆を手がける。今、知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けている。X(旧Twitter):@mochizukiyuuki
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